Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20180622 JHS Twin Twelve Ver.2 Part.2

今回はSansamp ClassicとJS-10を使い、Twin Twelveの音を再現出来るか?という(画期的な(`・ω・´)キリッ)実験を試みました(笑

 

まずSansamp Classicですが、2010年代に発売されたものを80年代終盤に作られた製品で再現出来れば、当時の技術も侮れないし、何よりSansampの凄さを改めて思い知らされると思い、やってみました(笑

(まあMarshall、Brown Sound、Mesa Boogie、Fender、VOX、Dumble何でも出来ると謳ってるSansamp ClassicならTwin Twelve程度なら再現出来るでしょ、みたいなw)

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Twin TwelveはJHS公式で謳ってる「全て12時で大元の1484アンプのデフォルトトーン」での設定で、それの再現となります。

結果、(あくまで個人的には)超ドンピシャなまでに似た音が出せました!٩(ˊᗜˋ*)و

トーンだけでなくピッキングニュアンスやコンプレッションまで同じな感じに一応出来ましたY(><。)Y

それがこんな設定↓

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最初はBass(Fenderタイプ)のローゲインからスタートしたのですが、ハイミッドが強目で癖があり、Twin Twelveのようなミドルが出ないので(写真では分かりづらいけど)Normal(Mesaタイプ)にしてます。

Presenseは上げるとカリカリになってイナたい雰囲気が消えるので下げ目、逆に高音をHighのノブで補ってます。

Amprifier DriveはTwin Twelve側のデフォルト設定では9時で歪の粒の性質が同じになる感じですね。

DIPスイッチは、まずMid1の方を上げてます。

これはMid2だと音が篭もり、Twin Twelveのような輪郭が出せないからです。

Low Driveは低音強調とブーミーでルーズな低音を再現する為に必須、恐らくTwin Twelveを再現するに当たって重要項目ですねd('∀'*)

Clean Ampはゲインが欲しいのでオフ。

Bright SWはデフォでオフ、Twin Twelve側の設定次第ではオンにもします。

Vintage Tubesは古めかしい音を再現するのに必須なのでもちオンですd('∀'*)

Speaker Edgeは、オフだと変なキャビシミュが掛かり音ペナペナになるのでオン。これで音が前に出てTwin Twelve(というより全てのエフェクター)に近付きます。

Close Mikingは音圧が下がるのでオフ。

Twin Twelveに合わせるのに大体20分くらい掛かりました(笑

両方持ってる人かもしいたらぜひ試してみて下さいな(笑

 

お次はJS-10。一応GT-100相当のCOSMモデリングが搭載されており、入ってるアンプタイプや弄れるパラメータはSansamp Classicの比では無いので楽勝でしょ(笑)てな感じで早速やりました。

因みに繋ぎ方としては、

Twin Twelve→JS-10→JC-40のリターン

で、JS-10側でTwin TwelveをJC-40のインプットに挿した時と同じような音になるようクリーンを設定し、それとJS-10で作ったトーンを比べるという感じです。

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結果、全然楽勝じゃなかったです!Y(><。)Y

寧ろ最終的には「トーンは似てるけど、根本的に何かが違う」代物が誕生しました(爆

まずTwin Twelveに似てる歪のアンプタイプ探しから始め、Tweed(Fender Tweed Deluxe)、VO Drive(VOX AC30)、BG Drive(Mesa Boogie Mark III辺りのTreble Shift On)に候補を絞り、VOはどう足掻いても物凄く音が篭もり、BGはハイミッドに音が集中して下手に弄ると破綻するのでTweedにしました。

で、そこからTwin Twelveに合わせていくのですが、Twin Twelveをパラメータで表すと、

 

1. 低音はローミッド寄りで、かつ帯域幅か広く割と籠る。

2. 中域は500Hz~1kHzの間で緩やかに盛り上がり、かつチューブ特有の分離の良さがある。

3. 高域も2~2.5kHz帯でのハイミッドと呼ばれる帯域での操作となり、上記と同じくチューブ特有の分離の良さがある。

4. 分離の良さのため和音でも1音1音が明瞭で、これが「クリーン前提で歪がまとわりついてる感覚」を醸し出してる重要な要素となっている。

5. 歪は粗く低音は尽くブーミーだが、中音~高音は上記の理由により抜けが抜群に良い。

6. ピッキングニュアンス、ギターVolへの追従はチューブアンプのように反応が自然で顕著。

 

となります。

Sansampの時は(20分くらい掛かりましたが)直感でほぼ同じ(俺的には完全に一致w)な音が作れましたが、JS-10だと細かくTwin Twelveの特徴を掴まないとロクに作れませんでした(笑

(しかも所要時間2時間ww

 

まず1ですが、低音のニュアンスを出すのはJS-10では無理です(笑

まずアンプシミュの方のBass EQを上げて歪の性質(ブーミーさ)を近付けるのですが、そうすると籠るので、パラEQセクションでBassを下げるのですがそうすると逆にタイトな低音になり、バランスを取るのにえらく時間が掛かりました(´;ω;`)

結果、トーンや歪の性質をなるべく遠ざからないように設定した場合、どうしても篭もりが発生してしまいます。

これは搭載されてるキャビシミュの影響もありますね。

2の中域ですが、これも厄介(笑)で、アンプEQはかなり上目にしないとTwin Twelveのような音の太さを再現出来ず、単にパラEQで所定の帯域を弄っても音が篭もり、Twin Twelveのような分離の良さ、音の艶が死にます(笑

音の艶、前に出る感じはアンプEQのPresenseを上げまくって解消するのですが、Presenseで弄れる帯域が厄介で、余計なハイミッドがまとわりついてくるのでトーンが変わってきちゃいます(笑

なのでこれもパラEQのHighノブとのバランス取りですね。

3の高域に関しては、アンプEQのTrebleは扱ってる帯域が違うのでカット、Presense、パラEQでの調整となるのですが、ミドルとの兼ね合いもあるのでほぼ調整不可能(笑

4の分離感、クリーンに~ですが、これもデジタルの宿命なのか、俺の音作りの腕が悪いのか(笑)、どう足掻いても再現不可能です。

5も兼ねてこれを司るパラメータとしてはアンプ(Tweed)のGainで、下げると分離感と高域が増し、上げると歪と低音が強調されて高域がスポイルされる感じなので下げ目なのですが、そうすると音の太さとかもスポイルされるのでここも微調整しなければなりません。

6に関してはTwin Twelveほどナチュラルではないものの、反応は中々良いですd('∀'*)

 

パラメータをいくら弄っても、最終的にクリーンに歪がまとわりつく感じ、音の分離感、チューブのように音が前に出る感じはどうしても再現出来ず、やはりデジタルマルチでの表現の限界を感じました(´•ω•̥`)

逆に言うとTwin Twelveの、元のアンプを事細かに表現してるところに脱帽ですね:(;゙゚'ω゚'):

20180620 JHS Pedals Twin-Twelve Ver.2

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またまた新しい歪ペダルを導入しました(`・ω・´)b

世間ではファズ沼や歪の沼などありとあらゆる沼(笑)が出現してますが、俺はアンプライクエフェクターの沼にどっぷり浸かってますね(爆

で、またアンプライクですか?w

 

JHS Pedals Twin twelveです!

JHSはJosh Scottという若手の(天才)ペダルビルダーで、かつてのSansampやWamplerのように今勢いに乗ってる人物の立ち上げたメーカーであります。

TSやRatみたいな定番からEHX Soul Foodなどなどコアなペダルのモディファイをし、かなり好評を得ている他、自身でプロデュースしたペダルも昨今かなり人気を誇っており、本国アメリカは勿論、ここ日本でもかなりキてるみたいですねd('∀'*)

代表作はMarshall Blues Breakerのヘッドルームを2倍にし、より重厚で立体的なサウンドを出すMorning Gloryや、Marshall Guv'norを元に、より現代的な音楽にマッチするようにチューニングを施したAngry Charlie、数々のスプロアンプエミュレータに殴り込みをかけたSuper Bolt辺りでしょうか。

他にも高評価を得てるものは沢山あり、今のペダル業界では勝ち組ですねY(><。)Y

で、今回買ったTwin Twelveも例に漏れずそこそこ人気を博しており、元ネタになったアンプSilvertone 1484(最初○シバシ楽器と関係があるかと思ったwww)のエミュレータペダルは(マニアック過ぎてw)皆無なので、かなり異端な存在でもあります笑

その1484アンプとは、Silvertoneというメーカーが学生用、初心者用モデルとして60年代に発売した12インチ2発のチューブアンプで、ヘッドをスピーカーキャビの中に収納出来るという斬新な作りになってました(絶対音とかにも影響してるでしょこれw

確か1965〜1969年の4年間でしか製造されず、生産台数も少なく現在殆ど残ってない幻のアンプとも言われます。

そんなアンプ、昔ならボコボコあっただろーに何でこれだけやたら注目されるの?なんでこれだけTwin Twelveとしてトーンが復刻されるの?というと、White StripesのリーダーでギタボのJack Whiteが(もち中古で)購入し愛用し、Vampire WeekendやColdplayなど名だたるアーティストがその独特なトーンに魅了され挙って購入し、中古相場が一時期暴騰したというのがあります。

で、Twin Twelveに関しては、作者のJoshが個人的な趣味で、個人的な範囲の使用で制作したところ、聴いた周りのスタッフとかが製品化を望んで出た模様(笑

因みにVer.1からVer.2の変更点は、クリーンとオーバードライブの2ch仕様になり、ラッチタイプのリモートコントローラで各chを変更出来るようになってます。

最早ペダルというよりプリアンプという感じがします(笑

 

コントロールはClean/Dirtyの切り替えトグルスイッチにVol、Gain、Bass、Trebleの4つのツマミとなってます。

電源は9vアダプターで、内部で18vまで昇圧してヘッドルームを上げ、アンプライクなサウンドを得られるようになってます。

(並行輸入品の英語版などの)説明書を読み間違えて18vを突っ込んだ場合、お察し下さいm(_ _)m

 

トーンはやはりというか超イナタイサウンドが出てきます(爆

低音は非常に緩くブヨンブヨンしてます笑

上げるとモコモコし、かつ箱鳴り感も出てくる独特な効き方をします(あの特殊なキャビの箱鳴り感を出してるんですかね?w

高音もハイミッドという感じで、エッジを立たせるというより明るさ調整ですね。

歪の粒も粗く、歪ませる目的でないヴィンテージチューブアンプのvolをMAXにして無理矢理歪ませたような音が出てきます。

なので歪はあまり深くなく、またチューブ特有のコンプレッションでサスティンが自然に伸びてるような感じを受けました。

歪が弱いのにサスティンが長く、意外に音の抜けの良いサウンドとなってます。

全体的なトーンとしてはTSみたく全体的にミドルに集中してる感じで、プレゼンスや重低音は皆無と言った所でしょうか。

またチューブ独特の温かみが感じられるノイズのようなものも感じられ、雰囲気バリバリ出てます笑

これ、かなり人を選ぶと思います(爆

フェンダーツィード5E3みたいなヴィンテージチューブアンプが好きな人には堪らないけど、メサとかディーゼルフリードマンなんかが好きな人には絶対に合わないペダルです(笑

僕は結構好きですね٩(ˊᗜˋ*)و

また、スピーカーの位置でトーンがガラリと変わり、スピーカーの正面に顔が来るとフラット、スピーカーが顔の正面より下に行くに連れて高音が抑えられ、代わりにミドルとイナタイ雰囲気(笑)が一気に追加されます。

 

CleanはGainノブが無効になり、Volノブと2バンドEQのみのコントロールになります。

やはりTwin Twelveの内部の、どちらかと言うと後段にイナタイフィルター(笑)が入ってるのでクリーンでも古臭さが感じられます(*´ェ`*)

またクリーンでも強くピッキングするとクランチ程度に歪みます。

 

DirtyはVolかGainどちらかが0だと音が出ない仕様になっており、丁度一般的なアンプのマスターVolとGainのようになってます。

Ver.1はこの仕様ですね。

因みに1484アンプはマスターVolが無く、また本来歪ませる用途に制作されてる訳では無いので、歪ませようとするとVolを最大まで上げて爆音で鳴らす必要があります。

Twin TwelveのGainが1484のVolで、それをTwin TwelveのVolで制御する、というコンセプトになってます。

 

早速似たペダルを比べていきたいと思います٩(ˊᗜˋ*)و

 

Twin Twelve vs SHOD HW

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トーンはやや似てますが、SHODの方が僅かにレンジが広い印象です。

低音はTwin Twelveの方が出てます。

SHODの方が歪の粒が細かく、低音もタイトなので完全に現代の音楽シーン向けの音ですね。

多分大元のSuproとも違う気がします(というか寧ろTwin Twelveの方が似てたりしてw)

僕は断然SHODの方が好きでした。

因みに、Twin TwelveをCleanにし、SHODをブーストすると、Sick Asのように極上のハイゲインアンプライクディストーションが得られました\(^^)/

Sick Asとは違い何となくイナタイ雰囲気が出ており、これもまた乙な雰囲気ですねY(><。)Y

 

Twin Twelve vs Bogner Wessex

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これもSHOD同様、Wessexの方が歪が細かく現代的な音ですね。

Twin Twelveの方が音が前に出ます。

BassはWessexだと上がると篭もり、Twin Twelveの方が断然使いやすいです。

TrebleはWessexの方が帯域が高いのか、ある一定のピークを過ぎると急激にエッジの効いた音になります。

音作りの幅ではWessex、音作りのし易さはTwin Twelveといったところでしょうか。

 

Twin Twelve vs La Grange

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ラストはLGとの比較。

「低音の出方が似てたなぁ(沁沁」と何となく思いついての比較です(笑

比べ方はLa Grange側はgainをL(Low)にし、struatureを低音が一番ブーミーになる○に合わせて比べました。

結果、かなり近いところまで似てました\(^^)/

因みにEQに関わる部分を全て12にした場合、

・低音はTwin Twelveがめっちゃ出る。逆にLGの方がハイミッドがやや強め。

・Twin Twelveの方がより歪の粒が大きくモッタリとした感じで、LGは相対的にモダンな雰囲気。

・歪の深さはほぼ同じ。

・ヘタった真空管特有の立ち上がりの悪さ、もたつき感の再現度はLGがやや高め。

という感じです。

しかしながら、これらは僅差での違いなので、本質的にはかなり酷似しており、強いて言えばオールドチューブアンプをペダルでいかに上手く再現してるか、オールドチューブアンプの歪の傾向などが伺えます。

 

初JHSなのでテンションが上がっており、今後も研究課題として色々レビューしていきたいです!‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

20180615 Hughes&Kettner Tubeman2 Pt.3 (JS-10)

連日Tubeman2をレビューしてるのは、チューブプリアンプというのが初めてで物珍しさにテンションが上がってる為です(爆

今回は(取り敢えず)最終章、モデリングアンプに入ってるシミュと比べ、果たしてどこまで再現されてるかを検証しました٩(ˊᗜˋ*)و

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唯一持ってるアンシミュ入りオーディオプレーヤー、JS-10との比較です(笑

 

比較の仕方は以下の手順を行いました。

A. Tubeman2をJS-10のインプットに入れ、JS-10側でJC-40のクリーンに近づけたトーンにイコライジングして鳴らす。

B. JS-10の「Triamp」のアンプタイプを選択し、全てデフォルト設定で鳴らす。

C. BからTubeman2にトーンを近づけるようにイコライジングをし鳴らす。

D. Tubeman2をJC-40のリターンに挿して鳴らす。

E. JS-10(イコライジング済)のヘッドホンアウトから、変換ケーブルでJC-40のリターンに繋いで鳴らす。

 

まずAとBの比較ですが、マーシャルの荒々しさを残しつつ、滑らかさを足して上品にしたような歪の質感は何となく似てます。

またモデリングにしては、ピッキングニュアンスやギターのVolに対する歪の減衰の仕方もそこそこ再現されてます(どちらもチューブほど顕著に自然に反応はしませんw

しかしながらやはりモデリングというか、チューブと違って音が前に出ないのがものすごく気になりました。

またなんつーか、BOSS独特のフィルターなのか、変に低域と高域が削ぎ落とされて不自然な感じがあり、全体的にエフェクター臭い、音が籠るという印象を受けました。

 

次にAとCの比較ですが、Cではミドルの出方を調整し、変に削ぎ落とされたような高域を補うようにイコライジングしました。

結果、Bよりは音が前に出るようにはなりましたが、やはりチューブのような詰まったような音は出ず、やはり全体的に奥まったサウンドになります。

またチューブほど音の解像度も良くなく、Tubeman2を改めて聴くと1音1音が明瞭に聴こえ、立体感が抜群に出てます(^^)

これはBOSS特有のフィルターやキャビシミュなんかも有るんですが、おそらくデジタルのマルチエフェクターモデリングアンプ全体に言えることだと思います。

それでもJS-10本体で鳴らす分にはそこまで大々的に違いは無く、モデリングでも充分ヒューケトの質感は(イコライジングを上手く出来れば)得られます\(^^)/

 

DとEの比較では、AとCよりかなり顕著に音の分厚さ、解像度が変わってきます。

はっきり書くと、JS-10のデフォルトのスピーカーと、ヘッドホンアウトからのリターン接続では全く音質は変わらず、寧ろ音の解像度は上がったように聴こえます。

にも関わらずTubeman2に大差をつけられてるので、小さいスピーカーで効いてた誤魔化しが効かなくなった感じでしょうか。

またイコライジングも大幅に変更が加える必要があり(具体的にはミドルをモリモリ追加w)、これでペラペラで押し出しの弱かったトーンの補正、チューブに近付くような音にしました。

メサと比べた時は、JC-40に繋いだ時ザラザラな印象のTubeman2でしたが、聴覚が麻痺したのか、JS-10に繋いだ後JC-40に繋いだら、生々しいチューブ独特のトーンや分厚い分離感の抜群なミドルの成分が感じられ、耳を疑いつつ、スピーカーの相性もあるのかな、と実感させられました。

20180614 Hughes&Kettner Tubeman2 Pt.3 (Mesa Boogie Mk V)

今回はメサのマークVコンボのリターンに接続し、アンプ直の音とTubeman2のプリアンプの音を比べます٩(ˊᗜˋ*)و

巷では、Tubemanはチューブのパワーアンプに接続して真価を発揮すると良く聞くので、クセの強いCelestion C90スピーカーをマウントしたメサなら一体どうなのか?という事が注目ですね(笑

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まずアンプ直(マークV)の方が音が前に出ます。

リターン経由だとそうなるのか、はたまたTubeman2とC90の相性なのか、Tubeman2独自の仕様なのかは分かりませんが、結果的にチューブアンプ特有の生々しさは若干薄れたような印象を受けました。

しかしながらそれでもチューブアンプの太さ、豊かなミドルレンジは顕在で、相性は巷の噂通りソリッドステートより真空管積んだパワーアンプの方が良いですね。

機会があればVintage 30とかGreenbackとかでも試したいです(^^)

それを踏まえて、丁度両者とも3ch仕様なので比べました。

 

まずクリーンはマークVは煌びやかでどちらかと言うとミドル、ハイミッドがやや高めで、Tubeman2はドンシャリ傾向のレクチのようなクリーンです。

俺はマークVの方が好みですが、重たい雰囲気のアルペジオなんかはTubeman2が良いですね。

 

ch2はマークV側は個人的に気に入ってるEgdeモードで両者を比べました。

まずEdgeモードの方が歪が深く、ゲインの可変幅は比例してEdgeの方が広いです。

歪の傾向は、Tubeman2はやはりマーシャルらしい荒々しさが若干残り、それをシルキーに昇華させてるのに対し、Edgeモードは最初から歪の粒が細かく、メサ譲りの無機質さが出てますね。

俺はどっちも好きですが、、、どっちか選べって言われたら僅差でEdgeですね(^^;;

 

ch3はTubeman2はやはりフラットな印象が強く、どんなジャンルの曲にも合わせやすいというオールマイティで使いやすい音で、対するメサ(Extreme)はミドルの押し出し感、コンプレッションが強く、歪はきめ細かく無機質な感じで、やはりHR/HMに最適化されてる感じです。

俺はメサの方が好きですが、これに関しても両極端に意見が別れると思います。

因みにTubeman2でもVoiceノブを12時より右に回していくと、歪がきめ細かくなりメサの歪み方に近くなる感じです。

 

マークVとJC-40を比べた場合

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JCのリターンに繋ぐとマークVに比べ高域がかなり強調され、エッジが鋭く、良くも悪くもザクザクとした音になります。

これは多分パワーアンプだけじゃなく、スピーカーの特性も相当影響が出てると思います。

C90はワイドレンジとは言われますが、やはり重心はかなり下、またミドルもかなり出ます。

対するJC系のスピーカーはキーボードアンプにも代用されるような、どのギターアンプ用スピーカーよりもレンジが広くかつフラット寄りな為、相対的に高域が目立つのかもしれないです。

しかしながら、Tubeman2側のTrebleを絞って容易に似た音を出せる上、耳に刺激的なメタルサウンドを出したいなら寧ろこちらの方が有利ですね٩(ˊᗜˋ*)و

 

C90を積んだメサのリターンに繋いでも独自のカラーを保ち続けるTubeman2、恐るべし:(;゙゚'ω゚'):

 

20180612 Hughes&Kettner Tubeman2 Pt.2 (Orange)

前回に引き続き、ヒューケトのTubeman2を他社のチューブアンプエミュレータと比べてみました。

記事を細かく分けるのは、長く書くと非常に見づらく煩わしいからです(爆

どうやったら見やすくなるか試行錯誤してる感じですね(^^;;

 

Tubeman2 vs Bax Bangeetar

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今回はBaxを持ち出して比べてみました٩(ˊᗜˋ*)و

因みにBaxに関してはアンプのインプットに最適化されてるので、JC-40、Bass 10時、Mid 3時、Treble 0、Bright SWオンで使いました。

 

・歪のキャラ

歪の強さ Bax>Tubeman2

歪の可変範囲 Bax>Tubeman2

Baxの方がエッジが鋭く歪が深いです。

にも関わらずゲイン絞ればクリーンまで行けるので、Tubeman2のch3に関してのみ言えばBaxの方が幅広いという感じです。

Tubeman2の醍醐味は歪の性質を変えるVoice機能があるため、

「歪はこのくらいでいいから、歪み方を変えられないかなあ?」

っていう人にはTubeman2のVoice機能の方が断然良いですねd('∀'*)

 

・トーンの傾向

音作りの幅 Bax>Tubeman2

EQの可変幅 Bax>Tubeman2

「Tubeman2は音が籠る」という性質を除いてもBaxはハイがかなり強く、全て12時でかなりハイ寄りなサウンドです。

そう言った意味ではTubeman2の方が音を作りやすいかの知れませんね。

またミドルの帯域に関しては、Tubeman2ではMidとVoiceの2つまみ、BaxではMid、Q、Freqの3つまみでそれぞれ幅広い調整が可能で、扱いやすさはTubeman2、より細かく調整出来るのはBaxとなってます。

低域はTubeman2の方が強く、BaxではBassを3時以降くらい回して漸くTubeman2の12時くらいですね。

 

真空管特有のコンプレッションの再現に関しては、やはりBaxは幾分ハイが強目でエッジが立ち目立たない印象。

なので同時に真空管特有の温かみ、歪が丸く潰れる感じもTubeman2に比べると少なく、エフェクター臭さのようなものも感じられました。

反面、音の分離感などは追従しており真空管らしいニュアンスは出てます。

ピッキングのニュアンス、ギターvolでの歪み量の減衰は前回の記事のVH4に準じる感じです。

 

 

 

 

20180611 Hughes&Kettner Tubeman2 Pt.2 (VH4、VH4-2)

今回は恒例(笑)のTubeman2と他のエフェクターorプリアンプとの比較記事を書いていきます(๓ŏㅂŏ๓)イエーイ☆

但し書きとして、Tubeman2は今回はch3のみの比較とします。

そのch3は篭もりやすいという性質があり、高域の抜けなどは他のエフェクターorプリアンプにやや劣る部分があるため、全体的なトーンの傾向と、チューブ特有の性質が他のプリアンプなどではどのくらい再現されてるか、という所を念頭にCheck It Outしていきます!d('∀'*)

歪やEQに関しては、以前みたいに長ったらしく書くとダレるのでかなり端折った書き方になります(爆

 

Tubeman2 vs VH4 (VH4-2)

*VH4 (VH4-2)はプリアンプとしての使用、以下VH4に統一する。

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・歪のキャラ

Tubeman2はVoiceノブで荒々しいマーシャルの名残からヒューケト譲りの滑らかで上品なもの、メサのようなきめ細かい歪まで再現。

VH4はマーシャルらしい荒々しさが残りアグレッシブな歪からやや潰れたファジーな歪。

可変範囲 Tubeman2>VH4

歪の強さ VH4>Tubeman2

・トーンの傾向

音作りの幅 Tubeman2>VH4

EQの可変幅Tubeman2>VH4

EQの大体の帯域(上から下に帯域成分が高くなる)

VH4 Deep(50Hz、狭)

Tubeman2 Bass(150Hz、広)

VH4 Bass(250Hz、狭)

Tubeman2 Mid(600Hz、普通)

VH4 Mid(1kHz、広)

VH4 Treble(3~4kHz、普通)

Tubeman2 Treble(4kHz強、普通)

VH4 Presence(8kHz、狭)

 

ピッキングニュアンス、ギターvolへの追従性はやはり顕著に表れる真空管には及ばないですが、それでも善戦はしてます‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

真空管特有のコンプレッションはVH4に於てかなり再現はされてますが、真空管ほど強くはないです。

一般のエフェクターorプリアンプだったら多分音が細くてチープな印象を受けてたと思いますが、VH4は真空管に負けない太さや音の解像度を持っており、「完璧な同社のアンプの再現」の異名は伊達じゃないと思いました٩(ˊᗜˋ*)و

20180610 Hughes&Kettner Tubeman 2

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超久々の機材導入!!Y(><。)Y

とは言っても古くからあるヒューケトのフロアプリ&宅録機材ですが(*´ェ`*)

 

Hughes&Kettner(以下ヒューケト)は昨今超有名なブティック系のハイゲインアンプを作り続けるドイツのメーカーで、フラッグシップモデルのTriampシリーズはチューブとソリッドの良いとこ取りをしたようなクリスタルクリーン(勿論フルチューブですよ!あくまで喩えです(笑)から、マーシャルプレキシを彷彿とさせるクランチ、激しいながらも上品に歪むハイゲインリードと守備範囲が広く、またフロントパネルに青色LEDを使った幻想的な光を放つ独特な美しい外観で一躍人気アンプになりました。

(ラウドパーク行った時幾人かのアーティストがステージの後ろで青く光るアンプを使ってましたw)

また自宅向けソリッドステートアンプにEdition Blueシリーズが発売され、それもまた(青く光るのが大半の理由でw)人気機種になり、一時期流行った小型フルチューブアンプブーム(?)に乗ってTube Meisterシリーズを発売し、それもまたまた人気機種となり飛ぶ鳥落とす勢いのメーカーでもありますd('∀'*)

特にTube Meisterシリーズは安価、青く光る(笑)、ヒューケトらしいクリスタルクリーンとハイゲインディストーション、アッテネータの0wモードでスピーカー無しでライン送り可能、チューブを交換して遊べる(爆)とユーザーのニーズの痒いところに手が届くスタンスでめっちゃ人気だったのを覚えてます(因みにTube MeisterとEdition Blueは中国製です)。

ボグナーはドイツ出身、ディーゼルやエングルもドイツのメーカーという事で、ドイツのギターアンプは勢いが止まらないですな(笑

 

今回はそのヒューケトのフロアプリ、Tubeman2の感想を書いていきます。

Tubemanはヒューケトの代表的(だった)フロアプリで、

「アンプのリターンやパワーアンプ、ミキサーに送れば簡単にヒューケトの音が手に入る」

という事で昨今までロングセラー商品でした。

今は何故かディスコンになってしまっているので非常に残念ではありますが、ディスコンなのとヒューケトの音を試したく導入を決意しました(爆

 

回路に12AX7のプリ管を1本使ってるのが特徴で、BlackstarやAMTなどが出してるチューブ入りペダルの一種なのですが、こちらはアンプのインプット用が付いておらず、パワーアンプかミキサーへの出力のみとなってます。

因みに音は勿論チューブの音で(笑)、チューブライク、アンプライクペダルと呼ばれる製品が果たしてどれだけチューブに追いついているかの指標にも使えたり(俺得\(^^)/

 

コントロールは3chで独立しており、ch1がクリーンでvolのみ、ch2がクランチ相当でgainとvolの2つまみ、ch3はリード、ハイゲイン担当でgain、voice、volの3つまみとなってます。

またマスターセクションは3ch共通の3バンドEQとマスターvolとなっており、完全にプリアンプとして機能させる機材です。

 

クリーンはやはり噂通りのクリスタルクリーン。

チューブのような奥行き感、鈴鳴り感とソリッドのようなやや硬めのトーンで、JCとかレクチのようなクリーンが好きならドンピシャだと思います(笑

フェンダーツインリバーブとかデラックスリバーブなどとはちょっと違う、硬めのクリーンですね。

コーラスやリバーブ掛けてアルペジオなんか弾くと、硬質なクリーンが程よくマッチする感じですd('∀'*)

またvolを上げるとかなり歪むので、完全なクリーンとして使いたいなら他のchのvolと相互にコントロールしてマスターvolで全体の音量を調整するなどの作業が必要かもです。

 

ch2はクランチやオーバードライブ担当で、歪ませても音の粒が潰れることなく立体的、奥行き感が出てますd(゚∀゚。)デス!!

パワーアンプがチューブなら勿論、JC系なんかでも充分そんなニュアンスが出るので、JC対策には必要十分だと思います。

但しリターン接続前提なので、ギターインプットで使えるSick AsとかSweet Honey ODよりは汎用性で及ばない感じです。

ニュアンスやギターのvol、Toneコントロールには流石に顕著に反応しますので、その辺を気にされて、かつ(ややシルキーだけど)プレキシ系統のクランチ、ドライブが欲しければ最良の選択肢にはなると思います。

 

ch3は言わずと知れたリードchで、たとえJCでもヒューケトで聴けるあの音が出てきますY(><。)Y

「ヒューケトの音ってどんなん?」

と訊かれると俺も返答に困りますが(笑)、具体的には

「マーシャルベースで、荒々しい歪み方をシルキーまで行かない程度に滑らかにし、強烈な高域をねじ伏せてフラット寄りにし使いやすくした歪」

でしょうか(笑

なのでカラッとして高域が程よく出るフリードマン、シルキーでミドルが濃厚なボグナー、歪の迫力をガチ上げし高域を押さえて重低音を加えたディーゼルなんかとはまた一線を画すマーシャル系の派生という感じですかね?

俺としては兎に角フラットが得意という印象を受けました。

ミドルを凹ませたドンシャリメタルサウンドも中々良いのですが、逆にミドル全開のモダンハイゲインはあまり宜しくない印象(-。-)y-゜゜゜

Voiceノブは歪のきめ細かさとパラメトリックEQの同時調整で、下げると歪が丸みを帯び、全体的なトーンがローミッドにシフトして籠りがちになり、上げていくと歪がきめ細かくなり同時にミドル~ハイミッドと音が前に出てきます。

70年代HRとかは9~11時、ドンシャリメタルなんかは右に全開がいい感じです。

しかしながら、ちょっと籠る感じが気になりました。

ch2より明らかに音の抜けが悪いという感じです。

後述のEQで調整しようにも、3ch全部共通なので、ch3用に補正したEQが他のchにも適用されてバランスが悪くなるのが玉に瑕(´;ω;`)

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3バンドEQに関しては、まず個人的に低音が強過ぎる印象を受けました。

俺的にはBass 0で丁度いいという感じです。

BE-ODのような分離がよく迫力のある重低音という感じではなく、そのまま全体を籠らせるような低音なので要らないです(笑

ミドルは上の写真のようにちょっとだけ上げて全体的にやや太くさせるか、カットしてドンシャリ狙いですかね。

Riotとかボグナーみたいなモダンハイゲイン狙いでガチ上げしても、変な帯域が幅広く上がる感じで結果的に破綻しかねないので上げられないです(俺の音作りの腕がヘタなのもあるけどw

フラットが強いヒューケトの歪を太くさせる補正用ですね。

逆にカットするとメタルメタルしい音が簡単に作れるので、レクチなどとは違ったドンシャリが欲しければ中々使い勝手がいいです。

ch1や2では上げるとモコモコしてくるので、それらのchメインなら12時付近で微調整するといいと思います。

Trebleは凡そ3~4kHz付近を扱っており、劈くようなエッジは立たず、また2kHz帯のように丸まったハイミッドが出てくるという感じでもなく、絶妙なチューニングを施されたハイミッドという感じです。

俺的にはチューブプリに最適な高域のコントロールという印象を受けました。

若しくはトランジスタだと耳に痛いけど、チューブの特性で良い感じに丸まった高域が出てるのかも知れません。

ch3をメインで使う場合、かなり籠るのでTrebleは上げ目になり、それが他のchに影響するのでやや残念(´;ω;`)

 

プリアンプとしては即座にchを切り替えられるので使い勝手は良く、ヒューケトの音を手軽に手に入れるならコレが最終候補の一つにはなりますね。

 

次回は比較記事なんかも載せて行きたいと思います。