Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20170828 個人的アンプ考(ソリッドステート編)

Banditも再購入したので、アナログのソリッドステートアンプについて自身の経験から書いていきたいと思います。

 

まず、ソリッドステートはチューブとは違い、音の良し悪しの落差が激しいと思います。

というのは、チューブは文字通り真空管を使ってるので、スピーカーのグレードではかなり違って来ますが、最低でも真空管特有の奥行きがあり太く温かみのある音を享受出来ます。

 

対してソリッドステートは使われてるオペアンプのグレード、回路構成、スピーカーでガラリと変わってしまいます。

 

ソリッドステートアンプは大別すると、

・ソリッドステートらしいトーン(クリーンはフラットで、歪はザクザクとエッジが効いてる)

・クリーンか歪、または両方共チューブに違いトーン(クリーンは奥行きがあり、歪は滑らか)

・上記のどちらでもないトーン(後述)

という感じです。

 

まずソリッドステートらしいトーンは、みんなが挙げるのはJC-120だと思います。これが一番有名、定番です。

クリーンがフラットで硬い音というのは的を射ています。

他にも一部の例を挙げると、Fender Frontman 10、Orange Crush 12L、Hughes & Kettner Edition Blue 15DFXなど、安めのアンプが多いです。

これらのアンプは、大抵はアンプに左右されない歪ペダルとの相性は抜群です。

逆に言えば、アンプの味付けなどに使われる事の多いエフェクターだと、ただでさえ硬い音が強調されるような気がします。

また、アンプ直での歪はザラザラとファズのようなものが多く、評価はあまり高くないのが多いです。

JC-120の歪はザラザラの成分が太くなったような感じで、音が割れてるような印象です。

後述のプリアンプにエフェクターの回路を積んだタイプもありますが、それらは値段が一気に跳ね上がります(笑

 

次に、クリーンや歪がチューブに近いアンプですが、これらは値段が(ソリッドステートとしては)かなり高いものが多いですが、その分人気で高評価なものが多いです。

 

まず安めのものとしてはVOX Pathfinder 10が挙げられます。

 

VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

 

 

パス10はクリーンが上記のソリッドアンプらしからぬ太くて温かみのある音を奏で、値段は超安価もあって定番の初心者向け、自宅向けアンプに推奨されたり、初心者セットに大体付いて来たりします。

歪はそのままだとザラザラなファズなので長年評価は最低でしたが、近年EQの設定によってはなかなかいい音を奏でると徐々に見直されつつある?

 

またパス10と同じく、長らく愛用されて来たPignose 7-100Rなども挙げられます。

 

Pignose ピグノーズ エレキギター用ミニアンプ 7-100-R

Pignose ピグノーズ エレキギター用ミニアンプ 7-100-R

 

 

こちらは元々のヘッドルームが低く、Volを上げると自然に、イナたく柔らかく歪んでいくので、ソリッドらしからぬ独特なトーンにファンも多いです。

小型で電池駆動可能というのも魅力の一つです。

 

しかしながら、上記の2つのアンプは歪ペダルとの相性は(個人的には)イマイチな気がします。

パス10はプリアンプの個性が強く、どんなペダルを使ってもパス10の歪のような音が出て来ます。

アンプの個性を強烈に封印するRockman(笑)ですらパス10の音にさせられました(爆

Pignoseはヘッドルームが低く歪みやすいので、歪ペダルを繋ぐと音割れが起きやすいのが難点です。

 

安価で小型、クリーンも歪もチューブらしいソリッドステートアンプとしては、古くからあるMarshall MG10CFやPeavey Backstageがあります。

 

Marshall MG-Gold シリーズ ギターアンプコンボ MG10 GOLD

Marshall MG-Gold シリーズ ギターアンプコンボ MG10 GOLD

 

 

どちらもシリーズの一つで、プリアンプが同じ構成になっており、各種機能の有無やスピーカーのグレード、W数で値段が変わってくる感じです。

MG10CFやBackstageはその最低限の機能で各々の良さを堪能できるようになってます。

 

まずMGですが、クリーンも歪もMarshall風にチューンナップされた感じのトーンで、クリーンは多少奥行きを感じ、歪はドンシャリサウンドを奏でます(笑

エッジが徹底的に削られ、滑らかなトーンを奏でますが、逆に言えばチューブよりもエッジが削られてるような気がするので、人によってはキャビネットシミュレータを搭載してるような違和感すら覚えるかもしれません(笑

因みに昔のバージョンのもの(CDシリーズ)はFDDというスイッチがあり、押すと音が太くなり、温かみのあるフィルターが掛かる機能でしたが、現行のCFシリーズはデフォルトでチューブに近いトーンにチューンナップされてるそうです。

 

次にBackstageですが、こちらはTranstubeテクノロジーという、チューブのようなニュアンスを加える回路が搭載されています。

このTranstubeテクノロジーは80年代に出て、今尚ロングセラーのBanditで一躍有名になりました。

こちらはキャビシミュ的なものとは違い、スピーカーは生かしつつチューブのようなトーンを奏でるので違和感は皆無です。

なのでMGなどとは違いごく自然なサウンドを得られ、安さもあってか近年安アンプとして評判を得てるものの一つです。

欠点を挙げるとするならば、上位機種とスピーカーのグレードの差が激しく、Backstageだと歪の音が篭るという意見が挙げられます。

またどちらもエフェクターの乗りが良く、特にBackstageにおいてはパス10に変わって定番になりつつあります。

 

次に高価なものとしては、現行品でBOSS WAZA Amp、Marshall MG101(102)CFX、Tech21 Trademark 30やPeavey Bandit 112などが挙げられます。

 

 

 

Marshall MG102CFX MG Series 100-Watt 2x12-Inch Guitar Combo Amp [並行輸入品]
 

 

 

PEAVEY Bandit 112 100W コンボアンプ 【国内正規品】

PEAVEY Bandit 112 100W コンボアンプ 【国内正規品】

 

 

 

ますWAZAですが、これはBOSSが近年発売したソリッドステートのアンプで、フェンダー系のクリーンやツィード系のクランチ、Brown Soundを基軸としたリードサウンドを得られます。

またTone Capsleを使えば、著名なアーティストが直々に開発に携わったトーンが得られます。

よく言えば多機能、悪く言えば没個性でしょうか。

またチューブアンプと大差ない価格なのもネックになってるような気がします。

歪ペダルの乗りは比較的良く、リードサウンドにブースターの役割のエフェクターを使っても悪くないです。

 

次にMG101CFXですが、これは10CFの完全な延長で、プリアンプでトーンを完結させてスピーカーのグレードにあまり左右されない仕様になってます。スピーカーの径で低音やレンジは変わりますが。

W数が上がり、4ch仕様、各種エフェクトや独立ディレイ、独立リバーブ、ループなどが追加されてます。

100w帯のアンプとしては安価ですが、MG15〜30辺りに人気が集中してるのであまり注目はされてないような気がします(笑

エフェクターの乗りはMGシリーズ通して安定してますが、リードchに対してブースターの乗りは良くないです。

 

Trademark 30はSansampのプリアンプを搭載し、良くも悪くもSansamp独特のニュアンスが出てます。

プリアンプに単品のGT2の回路を搭載し、ミドルEQ(500Hz)を加えられてます。

ベースがGT2なので音作りの幅が広く、現行のアナログソリッドとしては人気機種の一つになってます。

スピーカーはTech21のカスタムで、デフォルトでミドル寄り、スピーカーシミュでミッドハイを強調したり、低音と高音を強調してラウドなサウンドに出来たりします。

歪ペダルの乗りは、InputだとSansampの回路を通るので悪く、リターンに挿すとミドル寄りなスピーカーなのでかなり良いです。

 

Peavey Bandit 112は、基本はBackstageと一緒ですが、スピーカーが同社の人気のBlue Marvelを搭載しており、歪の抜けが段違いに向上してます。

クリーンも歪もどのモードも単体で使い勝手が良く、またエフェクターの乗りも良く、w数を変えられるので守備範囲が広いです。

MGやTrademarkとは違いスピーカーの個性を活かしてる点がシミュとは違う感じです。

個人的にはソリッドステートのアンプでは一番好みかもしれません(笑

 

最後にソリッドらしくもチューブらしくもない、独特なトーンを奏でるアンプとしては、Rockman XP-100、Randall Warheadなどが挙げられます。

全て生産完了品です。

XP-100はラックエフェクターのXPRをコンボアンプにしたようなもので、スピーカーの個性は完全にシャットアウトし、クリーンも歪もRockmanの「あの音」が出てきます。

正にWAZAとは真逆で良くも悪くも超個性的てす。

因みにエフェクターの乗りは、リードに対してブースターなどはよく使われますが、クリーンにして歪ませるハイゲイン系のエフェクターはあまり使われないです。

Warheadは故Dimebag氏のシグネチャーアンプで、ベースはソリッドらしいアンプなのですが、重低音を強調し、高音をメタルサウンドらしいトーンに調整し、サスティンを強調したフルチューンされたものとなってます。

ソリッドらしく音の出は速く、Dime氏の為のアンプという感じです。

クリーンはソリッドらしくJC-120よりなフラットで透明感あるクリーンとなってます。

 

他にも名機と言われたMarshall Lead 12、Peterson P100G、Gibson Lab 212、Fender Stage Lead IIなどあり、ソリッドステートは奥が深いです(^ν^)

20170826 Peavey Bandit 112 Part2

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PEAVEY Bandit 112 100W コンボアンプ 【国内正規品】

PEAVEY Bandit 112 100W コンボアンプ 【国内正規品】

 

 


実は前持っていたBanditなのですが、1月に買ったMesaのアンプの購入費用のために売りました(爆

その後また欲しくなり、正規品が購入出来るようになったので(以前は直輸入品しか手に入らなかった)、食指が動き購入(笑

Trademark30も以前のものは同じ理由で直輸入品を売り払い、こちらも正規品の方を再び購入しました(正規品は現在生産完了)。

今回は以前使ってた直輸入品+昇圧トランス(100→120V)の音と国内正規品(100V)の音の違いを書いていきたいと思います。
あくまで個人的な感想なのであまり参考にはしないで下さい(笑

まず全体的な印象としては、直輸入品より正規品の方が音が前に出る印象です。
逆に言うと直輸入品の方は音が引っ込んでる感じです。
また正規品は音の分離感、立体感が良く感じられるのに対し、直輸入品は平坦で味気ない印象。
確かに通常120V仕様のアンプを100Vで使うと音の張りが無くなったり、音圧が弱くなったり、ノイズが凄まじく乗るという噂はよく書かれてたりしますが、俺の場合120Vに昇圧して使ってるので上記の問題は解決するかと思いきや、こうも全然違うとは思いませんでした((^^;;

Clean Chだと、120VはチューブアンプのMesa Boogie Mark VやMarshall DSL-1cのクリーンのような立体感、奥行き感はさほど感じられず、あくまでTranstubeによる効果でエッジが丸くなって滑らかになったという印象でした。
しかしながら、いざ100Vの方を使ってみると音がチューブのように立体的で、張りがあり、120Vの時に微妙な印象だったTranstubeの技術に圧倒されました(笑

Lead Chも同様で、120Vは「エフェクター要らずで手軽に歪ませられるなあ」でしたが、100Vは音が前に出てきて、しかも分離もいいので、「本物のチューブアンプの歪に極めて近い!」という印象を受けました。
音圧も歪量も100Vの方があり、120Vの方は相対的に音がスカスカ、ペラペラな印象です。
前の記事でべた褒めしてましたが、当時の手持ちのアンプの中では極めて優れてたのは間違いないです。ボグナーの赤とBurnleyの比較記事のようなものです(笑

EQやリバーブの効きも差は歴然で、120Vは最大にしてもほんのり効くという印象でしたが(これは当時の記事でもそう書きました)、100V仕様だとEQの設定でガラリとトーンは変わり、リバーブは目盛り5ぐらいで120Vの目盛り10ぐらいの効きで、10にすれば相当強烈なリバーブが得られます。

ここまで来ると本当に120Vの時の仕様は「?」です(爆
昇圧器で昇圧はしてたので、理論上は100Vと同じ仕様、同じトーンになるはずなのですが、本当に全く違うので正直驚いてます(笑

Banditに興味を持ってらっしゃる方は国内正規品が断然オススメです!
音もそうなんですが、保証が直(並行)輸入品は皆無なので(一部の会社では一応サポートしてる)、そういった意味でも正規品が好ましいです。
以前持ってたものはクリーンにしてもオーバードライブが掛かる仕様だったり(当然無償修理してもらったけど、今度はVolがおかしく、ある程度まで上げないと音が出ず、ある起点から爆音が出てくる謎仕様になってたw)、新品なのに汚れてて、一部が破損してる商品だったり(届いたその日に返品)、粗悪な物が多いです。
値段も大して変わりませんし、寧ろ昇圧トランスの値段考えると国内正規品の方が安くなったりします。

20170727 個人的アンプ考(チューブアンプ編)

今回はチューブアンプについて、俺の視点からの考察をつらつらと書いていきます。

チューブアンプと言えばエレキギターのアンプとしてはど定番で、おそらくプロアマ問わず99.99999%の人がメインに使ってることでしょう(笑

しかしながら、僕はソリッドステートのアンプがゲートウェイだったので、ソリッド使いから見たチューブについて書いていきます。

 

まず、チューブアンプはソリッドに比べ全体的に歪がキメ細やかに感じました。

ソリッドは明らかにオペアンプを強引に歪ませてるような印象があります。Fender Frontman 15RとかOrange Crush 20LDXなんかが特に顕著ですね。

パス10もそんな感じはありますが、チューブっぽくなるフィルターらしきものが後段にあり上記2点よりは歪がきめ細かいです。

Marshall MGは逆に滑らかすぎて、エッジが丸く削られ意図的、エフェクター的な歪という感じです。

それに対し、チューブはゲインを上げていくとクリーンの音が太くなり、やがて少しずつキメ細やかな歪が加わっていき自然に歪んでいく印象です。

なのでクリーンからクランチまでシームレスに変化していく印象を受けました。

 

またソリッドはなんつーか、全体的にこじんまりとしてラジオっぽいような、音が奥まってる感じになるのに対し(Tech21 TrademarkシリーズやPeavey Banditを除く)、チューブは全面に音の塊が飛び出してくるという感じですね。

 

チューブアンプを所有して、比較的チューブに近いなと思ったアンプはMarshall Lead12、Peavey Bandit、Tech21 Trademark 60です。

 

PEAVEY Bandit 112 100W コンボアンプ 【国内正規品】

PEAVEY Bandit 112 100W コンボアンプ 【国内正規品】

 

 

チューブアンプを持ってない頃はMGシリーズが最もチューブに近いアンプだと思い込んでました。

「(トランジスタに比べチューブは)温かみがあり、音が太く、滑らかで、トランジスタより角が取れて丸くなったような音」

という誰しもが口を揃えていう謳い文句を真に受け、丁度MGが他の所有してたソリッドアンプに比べ全部該当すると思い込んでました。

なのでLead12やBanditを聴いた時、ザラザラした成分が歪に含まれていたので、

「ザラザラ=トランジスタかその一派」

という方程式が発動し、

「まだMGの方が近いんじゃね?」

と思い込んでました(笑

動画とか見てもチューブは滑らかで、心地よいコンプレッションも掛かり、明らかに違うなという感じでした。

 

しかしながら実際所有してみると、チューブにもザラザラ成分はあり、フルチューブなのにトランジスタの音じゃね?と錯覚しました(笑

そして誤解が解けたあと、改めて先ほどのアンプ、特にLead12はすげー!って思いました(笑

 

Banditはチューブが多少暴れるような歪み方をするのに対し、かなり安定し滑らかで上品な印象を受けました。

古くからチューブを使ってる人は少し違和感があるかもしれませんが、僕としてはそこらのチューブより全然いい音という印象を受けました。

Trademark 60はどちらかと言うと大型アンプの、小型で感じられたザラザラした成分が全て太くなった歪をシミュレートしており、最初DSL1CやAC4とは違うなと思いましたが、スタジオでJCM900を弾いて改めて気付かされましたね。

Trademark 30も同様ですが、やはりなんつーか、10インチスピーカーから4×12キャビや大型アンプの歪み方をシミュレートした音が出てくるとやはり違和感がありましたね(笑

シミュ自体はかなり上手く出来てるのですが、10インチスピーカー故にどうしてもレンジ的にこじんまりとした感があり、それなら小型チューブアンプのザラザラ感が出せてもいいんじゃないかなって思いました。

でも下手なチューブアンプより断然いい音なので重宝してます。

20170701 Roland JC-40 Pt.2

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ROLAND JC-40 ギターアンプ

ROLAND JC-40 ギターアンプ

 

 

 「JCを制すればどこのスタジオでも通用する」
という謳い文句(笑)が有るらしいのですが、JC-120は年代や経年劣化によってかなり音が変わるという事もあります。
まあ同じチューブアンプで、新品同様の高価な真空管を積んだものと、安物で消耗が激しいものを積んだものを比べた時の差よりは大分安定したトーンが得られますが(^^;;

またJCシリーズでも顕著に音が変わり、かなり近いと言われてるJC-40でもスピーカーの大きさやワット数の違いで変わってきます。
なので、どちらかで決めたセッティングをもう一方にコンバートするのは難しいですね(^^;;
ただ基礎的な「JCクリーン」は変わらないので、ある程度近づけることは出来ると思います。

今回はJC-40のクリーンサウンドのセッティングについて書いていきます。

まず、JC-120でよく使われる「5-5-5」(ブライトスイッチはオフ)や「0-10-0」「0-10-4」(ブライトスイッチはオン)
はJC-40では通用しないです。
つかJC-120でもやらないですね笑

「5-5-5」はどちらも高音がキツく、低音に余裕のある120は兎も角40は耳に痛いです(^^;;
iPhoneアプリの、スピーカーからモスキート音を出して測定するアナライザーでも、この設定だと高域がかなり上がってギターアンプらしくない音になります。

次に「0-10-0」ですが、これだと120でも低域が足りないのに40だと尚更です笑
JCのBassはどちらかと言うとLow-Midという感じで、元々ミドルがかなり少ないJCでこれやるとスカスカでペラペラな音になる感じです。
逆に5以上に上げると今度はEQの効きがいいので篭もります。

ではどこかのサイトにあった、JC-120のライン出力、スピーカー出力におけるほぼフラット設定の「0-10-4」にすると、120では音が篭もり、40だと耳に痛いです。
ここで分かったのは、恐らく120と40でEQの帯域が違うという点です。
ミドルが120だとかなり下の方で、40はHigh-Midという感じです。

ここからはJC-40のセッティングになります。

まず動画サイトでライン出力におけるオシロスコープでのフラット設定、ブライトスイッチオンで「2-3-4」のセッティングがありました。
これを試すと、かなり高音が強くやはり耳に痛いです笑
多分スピーカー自体ギターアンプ用というよりも多様性があるモニタースピーカーという感じで、フラットなパワードモニターとして定評のあるYAMAHA MSP-20と比べてもハイよりなハイミッドが強く感じられました。

次にブライトスイッチオンで「0-3-4」でやると、歪ペダルをリターンに繋いだ時の音と同等か近い感じになりました。
やったことある人はご存知だと思いますが、かなり篭もります笑
パワーアンプアウトの端子が付いてる、プリアンプ的な歪エフェクターでないと高域が極端に減衰するのでオススメ出来ません(^^;;

個人的に気に入ったのは写真のような「0-6-4」(ブライトスイッチオン)ですかね。
Midつまみがややハイ寄りなので、ハイが痛いTrebleよりもこちらを少し上げると明瞭かつ耳に痛くないクリーンが出来、バランス良く聴こえるような気がしました。
Midは5か4でもいいかも知れませんが、7以上だと耳に痛いです笑

あくまで俺個人的にいいなと思ったセッティングなので、参考までにお願いしますm(_ _)m

20170630 Bogner Wessex Overdrive Pt.3

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 今回はボグナーの青と比較した時の感想を書きます。

まず、前回ボグナー赤とBurnleyを比べた記事を書きましたが、今回の比較でもほぼ同じような印象を受けました。

青の方が歪が当然強く、3バンドEQの特にTrebleの可変値が広いんですが、Wessexの方が単音でもコードでも音が太い印象を受けました。
なのでカッティングやストロークが出来る位の歪だと、Wessexの方が音が太く、俺はこっちの方が好きです\(^^)/
青のクランチもかなり気に入ってたのですが、前回同様Wessexにお株を奪われた感じです(´•ω•̥`)。。。٩(ˊᗜˋ*)و

ゲインを絞った時のクリーンブースターは青の方が好きです・:*+.*1/.:+
Wessexは若干歪成分が残るんですが(SD-1とかSweet Honeyなんかもそう)、青は完全に歪が消え、アコースティックでナチュラルなクリーンが得られるので重宝してます。
アコシミュの代替としても使えそうな感じです(*´-`)

一番歪む設定にすると、青は完全にアンプライク系のディストーションで、80年代のミドル強目なハードロックからドンシャリのメタルサウンドまでカバー出来、Wessexはオーバードライブまでで留まってる感じです。
青の方が多彩な音を作れる分、Wessexと聴き比べるとどうしても音が細いという印象を受けます。
こう書くと語弊があるかもしれませんが、青は一般的なペダルに比べると音は相当太く、アンプの空気感を再現してる非常にクオリティの高いペダルです(^^;;
ただWessexの方が更に音が太く、コード弾きすると分離感のある音が綺麗にまとまって出てくる印象です。

ボグナーのトーン前提で、オーバードライブ専用ならWessex、オーバードライブとブーストスイッチを押した時のディストーションが欲しい場合は青がオススメです。
ボグナー赤よりは青の方が音作りの幅が広く、前回のBurnleyみたいに明らかにWessexの方がオススメ!という風ではありませんでした。
青のすごさを改めて感じました( ̄^ ̄)ゞ

*1: °ω°

20170628 Bogner Wessex Overdrive Pt.2

先程手持ちのオーバードライブペダルと比較しましたので、今回はWessexの他ペダルと比較した時の感想を書きます。

まずはSweet Honeyのクローンと言われてるSweet Babyです。

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まず音量レベルはSBの方が大きいです。
ブースターとして使うならSBの方が有利かも知れません。
またコンプレッションもSBの方がやや強目なので、ピッキングの強弱を付けたい場合はWessexの方が良いです。
WessexでSBの音はある程度再現出来ますが、Wessexの方が音の分離が良く立体的です。
SBもアンプライクな音ではありますが、Wessexには到底及ばない感じですね(^^;;
また全体のレンジ(特に低音)、歪量もWessexの方が上なので音作りの幅はWessexに分があります。

次はSD-1との比較を書きます。

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まずトーンが全然違います(笑
SD-1は凸、Wessexは凹という印象ですね。
なのでSD-1やTS系のOD、ブースターを使っている人はWessexに違和感を覚えるか、あまり好きになれないかも知れません(笑
一応Wessexの上のトグルスイッチをEにすれば若干ミドルをブースト出来ますが、低音がブーミーになりヴィンテージアンプっぽくなります。
なので割とスッキリした低音のSD-1とまた違った音になります(笑
歪はSD-1の方が強いですが、SD-1は割とすぐに歪むので、多彩な音色を作るならWessexですね。
またWessexの方が(重)低音がかなり強目なので、単体で力強い音が出せる一方、ミドルを強調させるブースターとしてだと使えない感じです。これはSD-1の方がいいかも知れません。
今までSD-1はXPRのブースターとして使ってましたが、初めて単体で試したので、JC-40と相性が良かったのかSD-1も非常にアンプライクで心地よいペダルだと認識しました。
ただWessexと比べるとレンジが狭くこじんまりとした感じで、エフェクターらしさが浮き彫りになる印象も受けました。
なのでやはりWessex並びにNeveトランスシリーズはアンプライクなペダルだと再認識させられました\(^^)/

次回はボグナー青と比べます!

20170627 Bogner Wessex Overdrive

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給料入ったので買いました\(^^)/
ボグナーのNeveトランスペダルシリーズのオーバードライブ、Wessexです!
新品特価で通常より1万円ほど安く購入しました✌(´>ω<`)✌

Neveトランスは前回のBurnleyでも書きましたが、温かみと奥行き感が加わる感じの効果を与えてくれます。

コントロールはLevel、Gain、Treb、Bassとなっており、やや音作りが詰められる印象。
更にBurnleyとほぼ同じ効果のつまみが上部についております。

まず音に関しては、やはりNeveトランスのお陰か温かみがあります。
またボグナーのペダル全般に言える事ですが、音の分離が良く立体的、チューブアンプライクな感じが出てます。
また特有のコンプレッションも健在です。
ミドル寄りのTS系とは違い、高域が明瞭に出て重低音が強めな印象。

ドンシャリ、というよりはベース寄りで、全体的にはっきり聞こえるという感じです。
ボグナーのキャビネットの、低音が強く分離感のいい音と似てます。

低音が強いので、Bassつまみは俺としてはあまり上げず、寧ろ写真の通りかなり下げてます笑
逆に低音に埋もれがちな高域を補う感じでTrebを上げてます。

手持ちのオーバードライブペダル、JOYO Sweet BabyとBOSS SD-1と比べましたので今度記事を書きますが、SD-1はTS寄りでSweet Babyにやや似てましたので、WessexはSweet Honeyペダルにボグナー独特のトーンとNeveトランス効果を足したような印象でした。
また、機会があれば同社の青ペダルとも比べます(^ー^)
かなり高めなペダルですが、ボグナーのトーンが好きなら、という感じです(*´-`)