Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20180323 Friedman Dirty Shirley (Pedal)

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Friedmanの新作ペダル、Dirty Shirleyです!♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪

(Riot Reloaded買った直後だって言うのに。。。┐(´д`)┌

これは同社のアンプと全く同じ名称で、タイトルに敢えて(Pedal)と入れておきました(笑

因みにアンプとペダル共々60年代のヴィンテージブリティッシュアンプの音(要はMarshall JTM45ねw)を再現してるそうです。

 

コントロールは同社のペダル、BE-ODと同じくPresenseつまみを含めた4バンドEQにGain、Volの計6つまみと、筐体右側側面に搭載されてるTightトグルスイッチで構成されてます。

つまりBE-ODにMidコントロールを加え、Tightノブをトグルスイッチ化したものという感じですな(^-^)

Midが弄れるので、BE-ODより幅広い音作りが出来るようになってます。

 

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全体的な音の傾向としてはBE-ODにやや似てますが、ゲインは低く、低音はローミッドで柔らかい感じ、高音はHighとPresense共にMAXでもBE-ODのHigh&Presenseの12時位です。

その代わりミドルの可変値は広く、絞ればBE-ODにかなり近付けられ、上げればこんもりな位分厚く出来ます。

また「BE-OD」と比べたらローゲインですが、全体的なペダルとしては中々歪みますよ\(^^)/

Suhr Riot Reloadedと同じか、ちょっと上かなって感じですね。

逆にBE-ODよりゲインが絞れるので、Tightスイッチとの組み合わせでクランチを作るのには強力ですd('∀'*)

シングルコイル、ハムバッカー共になかなか相性が良く、またBE-ODと同じくアンプライクですが、DSの方が音の分離感、倍音が強く、汎用性はDSの方が上ですね。

DS弾いた後でBE-ODを弾くと、DSでミドル絞ったとしても音が細く感じます。

あと俺自身はDSのアンプ版を使ったことは無いですが、動画とかで見る限りペダルの方が断然使いやすい&いい音という印象を受けました(アンプ直の方ごめんなさいwww)

アンプの方は良くも悪くもローファイな癖が強く、雰囲気が出てるけど歪が汚い印象で、ペダルは低音のキャラが選択出来るので綺麗な歪に聴こえますY(><。)Y

値段も10倍以上違うので、俺はペダルで充分と感じました(爆

 

で、DSペダルはMarshall JTM45のサウンドに似てるか?と言われると「否」ですね。

似たような音に近付けられるかも知れませんが、Tightスイッチを上にしてルーズな感じにしても歪はきめ細かく、また絶妙にミドルがチューニングされててモダンな歪み方です。

JTM45特有の「スポンジ」のようなブーミーな低音、歪み方とはちょっと違う感じを受けました。

(現在最もJTM45に近いと言われる、ZVex Box of Rockと比べてみたいですな(-。-)y-゜゜゜

 

なので、当然コレとも比べました(笑

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DSはJTM45、LGは1959 SLPのエミュなので、「古い音」なのはDSの方になりますが、やはりLGの方が「スポンジ感」は出ており、ヴィンテージ感が半端ないです。

音作りのし易さは断然DSですが、イナたい雰囲気を味わいたいならLGですね。

因みに歪の強さは、DSでノブをオール12時でLGのgainトグルスイッチのL位、LGを最大ゲイン設定にすればLGの方が深いです。

またどう設定してもLGはミドルがMarshall宜しくやや凹んでおり、DSは逆にミドルが豊富で扱いやすいです。

 

アンプライクエフェクターでは値段も比較的手頃で、良くも悪くも癖の強いBE-ODに比べると格段に音作りの幅は広く、Riot Reloaded位の歪の深さで十分なら最良の選択肢だと思います。

Marshall系の歪なので、JC-120に繋げばMarshallを軽く凌駕するサウンドが得られるでしょう(笑

 

(最初はアンプの方のデモ動画を見たせいか、このペダルには期待してなかったんですが、蓋を開ければ超良作、アンプを遥かに超えてるので驚いてますw

 

因みに個人的にはDSとBE-ODどちらが好きか?と訊かれたら、BE-ODですね。

やっぱり個性あるトーンの方が好きなので、どちらか選べと言われたら「Friedman」感の出てるBE-ODでしょ(笑

20180308 Suhr Riot Reloaded

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今月やたら買いまくってお金の無駄遣いですね(๑>◡<๑)

でも今回も後悔してませんRiot!

Yes, Sir!John Suhr!(`・ω・´)ゝ(`・ω・´)ゝ(`・ω・´)ゝ

 

。。。はい、今回はSuhr Riot Reloadedの感想を書きます(笑

Suhrと言えばギターが有名ですが、エフェクターやアンプもトップクラスに高品質なものを送り出してるメーカーでもあります。

鬼才John Suhr氏はFender社でギターのノウハウを培ってマスタービルダーになったり、Custom Audio Electronicsでもアンプを手掛けたりとその才能には脱帽です。

(エレクトロニクスやギターに強い点はレオ・フェンダーと通ずる所がありますね(*´ェ`*)

で、このRiot Reloadedの前身であるRiot (こちらも販売中) を制作して販売したところ、空前の大ヒットを飛ばし、一躍「時のエフェクター」となりましたね(笑

 

俺自身は、発売されて間も無い当時みんな良い、良いと連呼してて正直敬遠してました。

その後、JOYO Us Dreamの存在を知り、

「三千円台でRiotの音が試せるんならいいや(☝΄◞ิ۝◟ิ‵)☝」

という好奇心でUs Dreamを買い、Peavey banditだろうがMarshall JCM900だろうが、アンプ直とそう変わらないようなディストーション、というより寧ろ音が曇る?感じでアンプ直の歪の方が好みだったので友達にあげちゃい、

「どうせRiotもこんなんだろ┐(´-`)┌」

と半ば興味を失ってました。

しかしある日Youtubeで機材巡りの旅(笑)をしていた所、当然Riotが検索にヒットしたので試しに動画を閲覧した所、超自分好みの音だったので購買意欲が一気に高まりました(笑

しかしながら、以前Youtubeで気に入り、実際に買って後悔したエフェクターもあり(Triple Wreckテメーだよコラw)、Riot (Reloaded含む) のデモにもいささか懐疑心はありました。

その後BE-ODやVH4-2、SHOD HWなどのペダルを経て、そろそろコレもコレクションに加える決意(笑)をし、遠回りしましたが買いましたd('∀'*)

Riotとどっちにするか?と少しだけ悩んだ挙句、Reloadedの方が全体的な音色を全く変えずに、素直にゲインを少しだけ上げたものという事でこちらにしました。

 

コントロールはDist、Tone、Levelの定番ツマミと、3-Wayトグルスイッチです。

3-Wayトグルスイッチは左がゲルマニウム、中央がシリコン、右がLEDと増幅素子を選択しトーンや歪み方を選びます。

FX LinkはRiotの電源投入時、OFFならオフ、ONならオン、FLならスイッチャーで設定したパターンに依存するらしいです。

ここまで説明を端折ったのはあまりにも語られてる為です(笑

以下個人的な感想を書いていきます。

 

まずDistに関しては、12時では俺としてはそんなにハードなドライブでは無いという印象です。

寧ろサスティンも短く、クランチよ寄りな音ですね。

3時まで上げて漸く「おおっ!」と頷けるハイゲインが顔を出してきます。

ゲイン幅が広いと巷で言われてますが、12時でこれなので正直微妙ですね┐(´-`)┌

まあでも、Bogner Redのブーストオフ位には歪みます。

良い意味でも悪い意味でも極めてアンプライクという感じです。

 

Toneは、絶妙にイコライジング、チューンされた本来のRiotのトーンを変化させるものではなく、完成したトーンが奥に引っ込むか前に出るかの調整です。

昨今のアンプライクペダルは概ねこの形が採用されており、俺的にはベストですねd('∀'*)

引っ込ませて奥行き感やウォームな感じを出したり、前に出してエッジを立たせて刺激的にしたりとイイ感じに効きます。

 

Levelは、俺的には上げ目にした方が好きな音でしたね。

気持ち歪量が増加して音が太くなった印象です。

(Distがプリ管、Levelがパワー管の役割?まさかね笑)

 

トグルスイッチは、左のゲルマニウムはコンプレッションが弱くナチュラル、真ん中のシリコンは適度なコンプレッションで音圧が高くミドルが強め、右のLEDは他の2モードより歪の粒が細かくなってハイゲインに感じる代わりに音量が目立つほど下がります。

リフ、バッキングは右、ソロは真ん中、ニュアンス系?は左って感じですかね(適当

俺的には真ん中がバランス良くて好きですが、気分で変えて楽しめます(*´ェ`*)

 

全体的なトーンとしては、Bogner RedやOrange Baxのような、ミドルが凝縮して絶妙にイコライジングされた、シルキーでジューシーなトーンに感じられました。

完全に俺好みの傾向です(爆

あと巷で言われる、高域と低域をバッサリカットしてミドルに集中したトーンというのも的を得てると思います。

確かに低音が無いので篭ったり、ブーミーになったりする事は無く、重低音系エフェクターみたく箱鳴りのようなトーンを作ることは不可能となってます。

また高音も同様で、ザクザクとスラッシーなリフを刻んだりする事も出来ないです。

ミドル~ハイミッド辺りが非常に美味しいエフェクターであり、同時にチューブアンプのようなニュアンス、コンプレッションとなってます。

 

JOYOのUs DreamとはやはりSHOD vs SBOD同様似てないですね。

SBODの時は辛うじてトーンは似てるな、って印象でしたが、こちらはミドルの出方が全く違うので完全に別物です。

(Riot持っててUs Dream持ってない方、ご安心をw)

ここまで来ると、一時期JOYOが流行ったのもステマ?とさえ思ってしまいますҨ(´-ω-`)

 

さて、恒例の比較ですY(><。)Y

因みにRiot Reloadedのトグルスイッチは全て真ん中で比較しました。

 

1. Burnley vs BE-OD vs Riot Reloaded

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この3機種はYoutubeなんかでよく比較動画が頻繁に上げられてるので今更感がありますね笑

まずゲイン、トーンの可変幅、帯域幅は

BE-OD > Riot Reloaded > Burnley

です。

で、トーンの傾向としては、BE-ODはハイミッド中心に、重低音から超高音まで担えるMarshall寄りなブラウンサウンド、Riot ReloadedはBognerの様にミドルに集中してチューニングを施したブラウンサウンド、Burnleyは更に高域をかなり削り、低域を増したアンプライクなBogner独自の音という感じです。

Burnleyの、ToneノブをMAXにして漸くRiotのTone12時といったところでしょうか。

なのでRiotとBurnleyが似てるか?と言われると似てないです笑

いずれもJC-120 (うちでは40) をチューブアンプのサウンドに変えるだけの力はありますd('∀'*)

 

Ecstasy Red vs VH4-2 vs Riot Reloaded

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まず上記同様、JC-120をチューブアンプ化する事は容易いです(笑

で、歪の強さ云々以前に、VH4-2だけトーンが浮いてるので、比較失敗した感じです(爆

VH4-2は割とミドルはMAXにしてもフラットで、どちらかと言うとザクザクしない程度の高域と重低音が持ち上がったドンシャリ傾向の音なので、Riot Reloadedとは全然違います。

対するEcstasy Redは。。。驚いたのですがまんま一緒ですლ('꒪д꒪')ლ

コンプレッション、全体的なトーンのイコライジング、歪み方、サスティンの減衰の仕方全て似過ぎwww

ほんの気持ちBurnleyの方がローミッドがあってウォーム、Ecstasy Redは低音がタイトな位ですね。

音作りの幅、全体的なトーンのレンジはBognerの方が広い、というかRiot (Reloaded)目指したサウンドに固定されてるという感じなので、音作りを取るか、即席で音が作れて現場で最終調整をToneだけで行うかで選ぶといいと思います。

SuhrとBognerのブラウンサウンドに対する解釈の仕方が伺える一面でした。

 

Bax Bangeetar vs Riot Reloaded

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続いてはこの2機種。

これに関しては、Riot ReloadedのトーンにBaxを合わせるという形で比較しました。

因みにBE-OD同様トーンの可変幅、帯域幅、歪量は (当たり前ですが) Baxが上です┐(´-`)┌

でBaxをRiot Reloadedに合わせて試奏した感じ、確かにBaxでも似たような音は作れますが、歪の粒がかなり細かく、エッジが残ってる印象でした。

Riot Reloadedの方が荒々しく、歪にやや丸みを帯びてるのでウォームです。

またミドルの出方も異なり、BaxでRiot Reloadedに合わせようとすると鼻詰まりか、ローミッドが強くなってブーミーになりがちになるので、ここでもRiot (Reloaded) のミドルの絶妙なイコライジングが光ります\(^^)/

 

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最後はやはりコレ(笑

数々のブティックペダルと対等してきたこの小型アンプは、果たしてRiot Reloadedと比べてどうなのか?を比べました(笑

結果、ペダルの比較で似てたEcstasy Redとは違い、こちらではかなり異なる音でした。

なんつーか、音の粒が超高解像なのは同じなのですが、技ブラウンよりハイミッドが持ち上がって明るい印象を受けました。

 

また、Riot系は特にそうなのですが、極まったアンプライクペダルはやはり大き目のスピーカーで大音量で鳴らした方が真価を発揮しますね。

Riot Reloaded、個人的にはかなりお気に入りのペダルになりました(♥ω♥*)

 

 

20180303 BOSS KATANA-MINI Part.3

「技ブラウンサウンド」は「ブラウンサウンド」と呼ばれるエフェクターと比べてどうなのか?

ということを確かめるべく、手持ちのブラウンサウンド系エフェクターをKATANA-MINIに繋いで実験しました(๑>◡<๑)

技ブラウンサウンド時は音量9時でそれ以外全て12時、エフェクター使用時はゲイン9時でそれ以外は全て12時に設定、エフェクターは音量以外は全て12時で実験しました。

一部の写真ではつまみがバラバラですが、試奏時は全て12時です。

 

1. KATANA- MINI vs Friedman BE-OD

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トップバッターは、我がエフェクターでも特にお気に入りの逸品、BE-ODですlod(^^)bol

「究極のブラウンサウンド」を目指した音は果たして「技ブラウンサウンド」と比べてどうなのか!!!?

 

まず歪量はどちらも申し分ないけどBE-ODの方が上ですね。

歪の粒はBE-ODの方が細かいです。

また音域もBE-ODの方が広く、音がより前に出る感じも受けました。

KATANA-MINIは低域と高域を意図的にバッサリ切ってあの音を構築してるのかもしれませんが、やはりBE-ODの後に弾くとやや篭ってるように感じました。

歪み方はよく似ており、双方とも改造マーシャルらしいドライブ感のあるサウンドです。

俺的には総合的にBE-ODの方が勝ってますが、何せエフェクターだけでKATANA-MINIの3倍の値段ですし、それを考えるとKATANA-MINIもいい仕事してます(^^)/

持ってなくとも買い足す必要は無いでしょう(笑

 

2. KATANA-MINI vs MXR EVH 5150 OD

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続いては「本家ブラウンサウンド」との対決ですψ(`∇´)ψ

EVHお墨付きなので、ある意味こちらが正当でしょう。

まず歪量は5150の方がありますが、BE-OD程の差は無いです。

また適度にコンプレッションが効き、低域と高域が適度にカットされており、KATANA-MINIよりはレンジが広く、BE-ODよりはドライブ感が失われた代わりに纏まった音という感じを受けました。

歪の粒はKATANA-MINIより5150の方が細かいです。

5150の方が高域にシフトしているためか、音が前に出る感じはBE-ODと一緒です。

特筆する点としては、EQの効き方がよく似てるというところですね。

元々のトーンがやや違いはしますが、どちらも同じつまみの設定の仕方で同じ傾向の音になります。

技ブラウンサウンドが如何に本家を研究してるかが理解させられました(-.-;)y-~~~

なので5150を持ってなくとも(ry

 

3. KATANA-MINI vs Sansamp Classic

これに関しては、Tech21のオールドマーシャルによるEVHの設定と、個人的に技ブラウンサウンドに似せた音に設定したものの2つを試しました。

何故ならTech21の公式設定があまりにもKATANA-MINIのものとかけ離れてたからです(笑

 ・設定1(公式設定)

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公式設定は写真の通り高域にやたらシフトしており、音も当然トレブリーでキンキン、低音が無くペラペラなサウンドになってしまいました(爆

KATANA-MINIの方がミドルに美味しい帯域を持ち、歪の粒が細かく、奥行き感があり圧勝(笑

多分これ、ミキサーとかに送ってもキンキンするでしょww

89年当時と現在では「ブラウンサウンド」の定義自体が違ってたのかも知れませんね(๑˃̵ᴗ˂̵)

(まあ89年当時はブラウンサウンドをペダルで再現しようと試みる人なんてそうそういなかったわけですし(^^;;

 

そこで個人的にKATANA-MINIの音に似るようSansampをセッティングしてみたのがコレ。

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各々の設定は写真で判別(>人<;)オネガイ

こうするとかなりKATANA-MINIに近づきましたが、やはり歪量はKATANA-MINIの方が上ですね。

また高域もKATANA-MINIの方が上なので音抜けでも優れてます。

「じゃあSansampもTrebleとPresense上げろよ」

となるかも知れませんが、これ以上Treble上げるとKATANA-MINIとは違う、ハイミッド寄りの高域が追加され、キンキンになるだけで抜けの補正は出来ません(笑

またこれ以上Presense上げると、低域がタイトになり過ぎて全体的なトーンが細くなり、アンプらしい太さ、奥行き感が無くなりチープな音になる感じです。

なので似る範囲で作るとこうなります(^^;;

(個人的には後ちょっとPresense減らしてもいいかなって思うくらいw)

またSansampは特有のキャビシミュ(よく言ってるSansamp臭さ)があり、確かに大型キャビに通したような感じはありますが、やはりKATANA-MINIのアンプ直の音に比べると全体的に低域と高域がスポイルされてレンジが狭く潰れたような音に感じました。

 

4. KATANA-MINI vs Bogner La Grange

La Grangeは厳密にはMarshall SLPの音の再現ですが、ハイゲイン改造モードも選べるのでやってみましたY(><。)Y

因みに「なるべく」似るように設定するとこうなります。

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まず低音のキャラが全く違い、その時点で全体的なトーンが違う印象を受けました。

ぶっちゃけるとLa Grangeはブーミーでローファイ、本当にヴィンテージっぽい雰囲気にシフトしてます。

またミドルもKATANA-MINIに比べ凹んでおり、KATANA-MINIの方がよりモダンな音でリフやソロに適してる感じです。

歪量はLa GrangeのGainトグルスイッチを「h」にすれば、双方Gainつまみ12時で同等という感じですね。

初期改造SLPならLa Grange、6505や5150IIIな音ならKATANA-MINIですね。

オーバードライブ自体の使い勝手の良さはKATANA-MINIの方を推します。

 

5. KATANA-MINI vs Bogner Ecstasy Red

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続いてはBognerの人気筆頭のペダルですが、これツマミを全て12時にするとブラウンサウンドになる事に今更気付きました(爆

「ブラウンサウンドとは違う」発言は、この記事をもって撤回させていただきますm(_ _)m

(なんつーか全て12時orフルテンって言うのがアンプでもペダルでも大嫌いでして、どうしても自分の音を作りたくカスタマイズしたくなるんですよねボソボソ)

KATANA-MINIと比べるにあたり素朴な発見でした笑

で、比べるとどうかというと、まず歪量に関してRedの方のブースト無しでKATANA-MINIの方が大きく、ブースト有り(ゲインブーストつまみ12時)で同じくらいです。

なので歪量はそこまで変わらないのですが、違うのは音の解像度ですね。

RedはKATANA-MINIとトーンのキャラは似てるのですが、音が明確に超高解像度で、その分分厚いという感じです。

また相変わらずミドルに独特のチューニングが施されてる為か、巷で言われる獅子の咆哮のような迫力も併せ持ってます。

アンプの方の特長はしっかり掴んでて、KATANA-MINIのスピーカーでも再現出来てます。

EQに関してはKATANA-MINIがパッシブなのに対し、Redはアクティブ/パッシブとなっており、また低域はより低く、高域はより高い帯域を扱うため、全体的なレンジも広くなってます。

またミドルも上げればBognerらしい太い音、カットすればドンシャリも可能とKATANA-MINIに比べればアドバンテージはあります。

 (まあKATANA-MINIはあの音に最適なチューニングが施されてるわけですがw

これに関しても買い足す必要は無いでしょうd('∀'*)

 

6. KATANA-MINI vs Bogner Burnley

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最後はやはり(?)これ(*´ェ`*)

歪自体はKATANA-MINIの方が当然強く(だってRedのブーストON位だし)、また高域の抜けも違う。。。というかキャラが全然違います笑

Burnleyはどちらかと言うとヴィンテージ風な歪という感じで、低音がルーズです。

なんつーか、Burnley自体どちらかと言うとはKATANA-MINIのクランチchに近いですね。

クランチchの音を明瞭にし、低音を追加して更にゲインアップした感じです笑

 

 総合的に書くと、KATANA-MINIの技ブラウンはブティックペダルに引けを取らないドライブサウンドを奏でる事が出来ます。

しかも上質なクリーンやクランチが付いて1万円。。。同社のペダルと遜色のない値段で、プリアンプはアナログでこのクオリティなので改めて驚かされました。。。

あとエフェクターの乗りがやっぱりいいです!

アンプ直でもエフェクター介しても楽しめるし、何より小型で軽いd('∀'*)

これは買いですよ٩(ˊᗜˋ*)و

 

20180227 BOSS KATANA-MINI Part.2

今回は手持ちの小型、中型アンプ同士を比べ、KATANA-MINIがどこまで太刀打ち出来るかで個人的な感想を述べます^ ^

 

1. KATANA-MINI vs Peavey Backstage

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元祖チューブライク・アナログ・ソリッドステート・アンプ(長ったらしくなる名前を付けたかったので普段入れない「・」を入れましたw)との比較です。

因みに値段としては、買った当時はBackstageの方が安かったですが、現在はほぼ同じです。

まず結論から行くと、俺としてはKATANA-MINIがベストバイですね(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

全体的な音の傾向として、Backstageは流石に6.5インチのスピーカーだけあって音が太く、奥行き感に分があります。

またコンプレッションはBackstageの方がほんの僅かに強めですね。

しかしながらスピーカーのクオリティがそこまで宜しくなく、音が篭る傾向にあるので、音の解像度、密度は断然KATANA-MINIが上回ってます。

 

クリーンはどちらも鈴なりの煌びやかな音です。

エフェクターの乗りも抜群です。

EQを全て12時にすると、Backstageはトーンがミドルに寄りで奥行き感があり、KATANA-MINIはフラットで音が前に出る感じです。

 

Backstageはゲイン絞ると音が顕著に痩せ、細くなるので、クランチサウンドでは全くKATANA-MINIに太刀打ち出来ないです。

クランチ主体ならBackstageの選択肢は無いでしょうƪ(˘⌣˘)ʃ

 

Backstageのハイゲイン設定とKATANA-MINIのブラウンでは、Backstageの方がロー〜ミドルが強く、KATANA-MINIはハイミッドにトーンがシフトしてて、丁度Mesa BoogieとMarshallの違いのような感じです。

KATANA-MINIの方が歪がきめ細かくエッジが立ってるので、「音の速さ」はKATANA-MINIの方が速く感じられるような気がします。

 

 またBackstageは、その篭る性質ゆえにEQの扱える範囲が狭く、俺的にはTrebleを上げ目にしてしまうのに対し、KATANA-MINIは12時でほぼフラットな感じなので音作りの幅が広く、またEQの設定次第ではBackstageに負けず劣らずな太さを出力する事も出来ます。

 

ヘッドホンアウトは、Backstageの音はトランスチューブらしからぬゴミ同然なのに対し、KATANA-MINIは心地いいと天地の差で、ヘッドホンメインで使うにもやはりKATANA-MINIですね。

 

更にKATANA-MINIには必殺のディレイ(テープエコーシミュ)エフェクトが付いてるのもポイントです(^^)/

 

Backstageの方がトーンに奥行き感、立体感があるので、多分スピーカーを交換すればそれなりのポテンシャルを引き出せますが、コストと手間を考えるとKATANA-MINIを推奨します。

 

2. KATANA-MINI vs VOX Pathfinder 10

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VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

 

 

続いては長らく自宅練習のど定番アンプ、パス10との比較です。

 

まずトーンの傾向として、パス10の方が重低音にエッジの立った超高域を出力します。

それ故にギターに美味しい帯域であるミドルがスポイルされてる傾向にあり、音の太さや密度、滑らかさ、立体感はKATANA-MINIに分があります。

またコンプレッションはKATANA-MINIの方があり、パス10は良くも悪くもソリッドステートらしい素直な音です。

 

クリーンはKATANA-MINIがフラットなのに対し、パス10はそのトーンゆえにドンシャリ傾向にあります。

EQを両方0にすればフラットになりますが、それでもミドルが若干凹んでる印象です。

エフェクターの乗りは、パス10は結構エフェクターを選ぶので、汎用性の高さはKATANA-MINIですね。

 

クランチに関しては、やはりパス10もBackstage同様ローゲイン設定だと音が痩せるのでKATANA-MINI一択です。

 

オーバードライブは、その重低音とエッジ故に迫力はパス10の方があります。

パス10弾いた後にKATANA-MINI弾くと

「なんか低音スカスカだし、音が丸まってのっぺりしてるな。。。」

と感じるかもしれません(笑

しかし耳が慣れてくると、KATANA-MINIの方が音が太く、奥行き感があるので、パス10 に戻るとチープに感じます(笑

また単音だとパス10は非常に細く、つんざくようなエッジが効いてるので、俺的にはあまりよろしくないです。

 

ヘッドホンアウトは言わずもがな(笑

 

しかしながらパス10はKATANA-MINIの約半額で、クリーンもさる事ながら、オーバードライブも刷新されてて前verより扱いやすくなっており、そこそこのポテンシャルがあります。

 ただ総合的にはKATANA-MINIの方が優れており(ポータブル、コンパクト、より上質なトーン、ディレイ、ヘッドホンアウトの質、AUX IN)、両方持ってなくてこれからアンプを買おうとしてる人にはKATANA-MINIを勧めますね。

 

3. KATANA-MINI vs JS-10

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BOSS ボス / eBand JS-10 AUDIO PLAYER with GUITAR EFFECTS

BOSS ボス / eBand JS-10 AUDIO PLAYER with GUITAR EFFECTS

 

 

BOSS同士の自宅向け小型アンプ(アナログvsデジタル)の対決‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

(まあ比べるならどちらかと言うとCube LiteとかMobile Cubeとかの方が正しいようなw)

因みに値段はJS-10の方がKATANA-MINIより4倍高いです。

果たして4倍分の値段の価値があるかどうか!?

 

まずトーンに関して、JS-10はプリセット使うか、各個人で綿密に音作りをする前提となってます。

ただアンプタイプを選んだだけでブースターや各種EQなどを使ったりして色々弄らないと、クリーンは兎も角歪になると音の密度が低くスッカスカな音しか出ません(笑

低音はウーハー内蔵なのでデフォで良く出ますが、その分KATANA-MINIに比べて篭もりがちです。

その代わり音作りの幅はとてつもなく広く、エフェクターも色々内蔵されてるので、色んな音を楽しみたいという方はこちらの方が良いと思います。

逆に即席でブラウンサウンドやオールドマーシャルの音が出したい!という方はKATANA-MINIを推します。

 

ディレイエフェクトに関しては、個人的には完全にKATANA-MINIの方が好みですね。

もう温かみといい、ディレイタイムを弄った時のうねりといいテープエコー丸出しという感じでドツボです(爆

JS-10の方はやはりデジタルディレイ特有の輪郭のあるディレイエフェクトや、パラメータをより幅広く細かく設定出来るところにアドバンテージがあります。

 

AUX INの音質は完全にJS-10ですね(まあ本来は「オーディオアンプ」ですしw)

ヘッドホンアウトによる音質はどちらもキャビシミュ搭載で五分。

可搬性は断然KATANA-MINIですね(そもそもJS-10は電源ありきなアンプですしw)

後はJS-10には擬似ルーパー機能、チューナー内蔵、オケ搭載と中々練習のツボを抑えてます。

ただ個人的にはチューナーはクリップ式で十分ですし、オケもiphoneに入れてKATANA-MINIで流せば十分なので、JS-10のそれらの機能は使わないですね(笑

個人的には甲乙つけがたいですが、人に推めるなら断然KATANA-MINIになります。

 

4. KATANA-MINI vs Tech21 Trademark 30

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もうなんつーか、比べるのはお門違いなような気がします(笑)が、俺的にはなんかインターフェースが似てるのと、TM30でもブラウンサウンドの設定がプリセットであるので試してみることにしましたY(><。)Y

 

まずクリーンに関しては、TM30側では「Tweed」しか選択肢が無く、そちらとスピーカータイプによる調整での比較です。

全体的にTweedは低域がローミッドという感じで、温かみは感じられる代わりにぼやけるような印象があります。

音が軽い感じです。

ヴィンテージ風な音を狙うならうってつけですが、汎用性の高さは圧倒的にKATANA-MINIですね。

俺的にもKATANA-MINIの方が好きです。

エフェクターの乗りは。。。TM30は最悪なので(笑)、その点でもKATANA-MINIに分があります。

 

クランチに関しては、TM30ではアンプタイプはBritishかCaliforniaを選択、ドライブタイプはCleanかHigh Gain、スピーカータイプはU.K.かU.S.で音色を作りました。

結果、TM30はどう設定してもSansamp特有のフィルターが顕著に感じられ、より自然で且つ一音一音が明瞭に感じられたのはKATANA-MINIでした。。。(TM30やばいぞ:;((•﹏•๑)));:

ゲインの可変値もKATANA-MINIの方が広く、クランチは完全にKATANA-MINIの方が好きですね(でもTM30も悪くないし、寧ろ良質な部類です)

 

ブラウンサウンドに関しては、TM30側の設定はアンプタイプをBritish、ドライブタイプをHot Wired、スピーカータイプをU.S.にして勝負。

つまみは双方ともVolume以外全て12時。

すると、これに関しては全くと言っていいほど同じ音を出しましたლ('꒪д꒪')ლ

TM30の方がスピーカーが大きいのでやや音圧はありますが、それでもKATANA-MINIも中々善戦してます。

 

TM30の方はパッシヴ/アクティブEQなので、パッシヴのみのKATANA-MINIより音作りの幅は広いですが、KATANA-MINIのEQセクションもなかなか捨て難く、寧ろ扱ってる帯域が操作しやすく好感が持てます。

 

KATANA-MINIのディレイとTM30のスプリングリバーブは、俺的にはスプリングリバーブの方が広がりがあって好きですが、そもそもKATANA-MINIにスプリングリバーブユニットなんて積めない為お門違いですね(笑

仮にデジタルリバーブとテープエコーシミュなら後者ですねd('∀'*)

 

ヘッドホンアウトは双方ともキャビシミュ搭載で、ヘッドホン用の他JS-10と同様そのまま卓に送ってレコーディングも出来ます。

 

価格的にはTM30の方が4.5倍程高く、また現在は並行輸入品しか無いので、やはり人に推めるなら断然KATANA-MINIですね(^^;;

(10年以上前は3万円台で、SansampGT2+α搭載のコスパ最高自宅用アンプと言われたのも今は昔。。。)

 

また恐らく個人的にはVOX Mini5とかVXシリーズ、Marshall MG15CFX以下のMGシリーズよりはKATANA-MINIを推しますね。

小さいけどかなりの実力派です。

 

次はクランチ、ブラウンを手持ちのエフェクターと比べたいと思いますY(><。)Y

 

 

20180225 BOSS KATANA-MINI Part.1

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 前回SHODの記事を書きましたが、これも同時に買いました(爆

 

久しぶりの休日だったので都内で楽器屋巡りに明け暮れてた際、エフェクターの書籍をついつい立ち読みし、「ブラウンサウンド系」の記事を熟読してた時、これを思い出して欲しくなりました(笑

 

で、欲しくなったので渋谷のアンプ&エフェクター専門店に足を運んだところ、SHOD HWを発見してしまい、そっちを買ってしまいました(爆

(まあ全くもって後悔してませんけどね(・ω<) 

 

その後レコードショップとか本屋とか巡ってたのですが、またまたエフェクター本を発見してしまい(しかも同じブラウンサウンド特集のやつw)、衝動で買ってしまいました(爆

(まあ全くもってry

 

BOSSの今大人気の超小型アンプ、KATANA-MINIです!

同社のKATANAアンプシリーズの一つで、KATANAのレギュラーモデルはデジタル回路なのに対し、こちらはプリアンプがアナログとなってます。

WAZA-AMP、KATANA (Artist、MINI)=アナログ

KATANA (50、100、Head、Air)=デジタル

な感じです

アナログorデジタルなんて気にしない人にはどうでもいいと思いますが、個人的にはやっぱり聴いた感じ違うので、アナログ派ですね^_^

それを「大々的に」謳ってるこれは、俺のみならずギター好きは些か注目の的に思えます。

 

分類上は小型練習用アンプで、競合機種としてはPignose7-100R、VOX AC2 Rhythm Vox、Blackstar Fly3、YAMAHA THR5、Orange Micro Crush辺りでしょうか。

名だたるメーカーが卓上アンプを出してる中、殴り込みをかけたという感じですかねw

 

コントロールはGain、Volume、3バンドEQ、ディレイタイムとエフェクトレベルの各々のつまみで構成されてます。

また3ch仕様で、クリーン、クランチそして「ブラウン」がセットされてます。

 

まず全体的な音の傾向として、チューブアンプらしい暖かく太い音になってます。

また、これは本当に不思議に感じたのですが、搭載されてるスピーカーは4インチ1発なのですが、とても4インチの音とは思えないです。

ラウドで低音から高音までのレンジが広く感じられ、6.5インチはおろか8インチも超えてるんじゃないかって印象でした∑(゚Д゚)

売りはアナログゲイン回路のKATANA-MINI独自のチューニングを施されたサウンドだと思いますが、多分このちっさい筐体とは思えないレンジ、空気感も一役買ってると思います。

普通このくらいの筐体(縦18.1cm x 横23cm x 奥行き11.6cm)のアンプは大抵しょぼいスピーカーが積まれ、音が篭ったり割れたりして安物感が半端無いですが、KATANA-MINIは音を明瞭に出力する、かなり上質なものを搭載してますね!(☆∀☆)

試しにAUX INにiPhone繋いで音楽を鳴らしてみたのですが、モノラルミックスされてはいるものの、低音から高音まで明瞭で、大型スピーカーのような空気感のある音でした。

これ2台買って、Y字ケーブルで鳴らせばかなりイケてるサウンドが出せそうです(あくまでギターアンプだぞおいw)

 

クリーンはチューブアンプで聴ける鈴なりのようなクリーンで、ゲインつまみによってクリーン〜クランチ〜オーバードライブまでシームレスに変更が可能です。

このシームレスさが謳い文句通りアナログっぽく、またその歪の加わり方もオールドチューブアンプのような温かみのある感じで気持ちいいです。

ジャズ、ブルース中心の方や、ストラトorテレキャスでジャキジャキクランチを多用する人はクリーンだけで音作りが出来るんじゃないでしょうか?(^-^)

昨今の小型フルチューブアンプはクリーンとオーバードライブの2ch仕様が多く、クリーンchではゲイン付いててもフルアップで歪まないものが多く、またGainとVolumeの1ch仕様の小型フルチューブアンプでは、(個人的には)あまりいい歪を得られないか、自宅では鳴らせないような爆音じゃないと歪ませられないかのどちらかの印象なので、その点KATANA-MINIのクリーンはソリッドステートでありながら、チューブのようなサチュレーションを出しつつ、小音量で楽しめるのでかなり気に入っております(♥ω♥*)

これと似たようなアンプはTech21 Trademark 30のTweedモードですね。

つか何かとTM30と似通ってる気がするので、今度比べたいと思います(笑

 

クランチは文字通り軽めのクランチから、割と深めなドライブサウンドまで行けます。

これもまたチューブらしく太くて温かみのある柔らかい歪で、ゲイン絞ってブルージーなサウンドを出した時の音がメインで心地良いのですが、フルアップにしても滑らかに歪み、耳に痛くないです(笑

それでいて中々迫力もあるので、ブルース、ロック、ハードロックまでは余裕でカバー出来ます。

後述のブラウンよりこちらの方が好きという人も少なからずいるとかいないとか。

確かにブラウンよりは歪が弱い代わりに太い音という感じで、ややヴィンテージ感のあるトーンですがリードなんかもこなせますね。

ブラウンサウンドとはまた違ったオーバードライブを堪能したければこちらも一考かな、と。

逆にクランチは歪量、トーンの好みでクリーンchとクランチchで選べる感じです。

 

ブラウンは、殆どのKATANA-MINIレビューのサイトや動画で大々的に取り上げられてるので耳にした方も多いと思われますが、その名の通りブラウンサウンドです。

正確には前述の「技ブラウンサウンド」ですね(笑

非常に激しく歪むMarshall系のドライブサウンドですが、高域が抑えられウォームでこれまた心地の良いサウンドとなってます。

 WAZA AMPから継承された音ですが、本当にブラウンサウンドを研究し、それをアナログソリッドステートで再現したという感じで頭が上がらないです(笑

(フルチューブでこそあの音、という方はごめんなさい🙏

これに関しては、ゲインの可変値は比較的広いですが、総合的にはハイゲインで、コンプ感や倍音成分、ゲインブーストをするかしないかでゲイン調整する感じです。

ブースター?何それおいしいの?

位ゲイン上げると歪みます(笑

指標としては、12時が基準とすると、ゲインを10~11時位に軽く絞れば、降圧したようなコンプレッションが追加され、改造Marshallによる初期ブラウンサウンドっぽくなり、12時より上げていくと6505やEVH5150IIIのようなハードでウォームなディストーションが得られます。

割とハードに歪ませてもスピーカー自体が優秀なので、すべての帯域を余すことなく鳴らし切り、結果超小型でも音圧や音のレンジは圧倒的で、これ系の歪が好きな人にはドンズバ、ずっと鳴らしていたくなると思います(笑

(俺も超ハマってしまいました。。。

 

3バンドEQはパッシヴタイプで、トーンを大きくシェイプさせるものではなく、全体的な音の傾向を変える感じです。

なので12時が基本ですが、フルテンにしても破綻はせず、逆にオール0にすると音が出なくなります。

また全体的にミドルに寄った帯域を扱っており、Bassはローミッドで少々こんもりな感じ、Midは500Hz辺りでギターの美味しいところを抑えており太さを調整、Trebleは2kHz位のハイミッドで明るさの調整という感じです。

まあブラウンサウンド狙うなら重低音とか、ザクザクリフを刻めるような高域は要らないですね(笑

EQに於いてもウォームなサウンドを損なわないようになってます。

 

エフェクターで付属してるディレイですが、これはアナログディレイを再現してるようでして、ディレイサウンドは繰り返していくとだんだんぼやける、これまた温かみのある心地の良い音です(*´ェ`*)

ディレイタイムとエフェクトレベルしか調整出来ず、フィードバックは3回までです。

またディレイタイムも長い調整は出来ません。

人によってはリバーブの方がいい、という方もおられますが、アナログライクなディレイなので、設定次第ではリバーブのようにも響かせられ、逆にディレイタイムを短くしたスラップバックディレイとかも出来るので、中々遊べます(笑

後鳴らしてる時にディレイタイムを可変させると、アナログディレイやテープエコーみたいな独特のうねりも聴けますd('∀'*)

 

ヘッドホンアウトはキャビネットシミュレータを介しており、普通にヘッドホンでもいい音が出る他、そのまま卓に送ってレコーディングなんかも出来ちゃいます!

またJC-120のインプットorリターンに差し込んでエフェクターやプリアンプとしても一応は使えます。

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インプットだとキャビシミュの効果でハイが強目なので、リターンがいいと思います。

勿論モニタースピーカーにも直で送れますし、寧ろモニスピの方が真価を発揮する気がします(笑

 

電源は単三電池6本か、アダプターのBOSS PSB-100が推奨されてますが、安価で定番のPSA-100でも十分なサウンドが得られます。

PSA持ってる人はわざわざPSBを買う必要は無いですね。

どちらも持ってない人でもPSAでいいと思います。

複数エフェクター持ってて、分岐ケーブルでその複数のエフェクターの電源を供給してる場合はPSBの方がいいと思いますので、それとKATANA-MINIを使い回すなら買いでしょう。

 

総合的にKATANA-MINIは非常に優れており、自宅で手軽に鳴らしたい方にはまさにうってつけのアイテムだと思います。

特に「アナログ」という点が(個人的には)大きく、同レベルの個体はDSPを使ったものが多く音が痩せたり、篭ったり、何となくチープな音に感じられたりするのですが、KATANA-MINIはそれらを一蹴するかのように音が前に出て、かつ太い音なので最高です!

またアナログを謳ってるだけあり、ギターのVolつまみにも追従し、ブラウンchでもギター側のvolを絞ればクリーンになります。

 一応アナログで同サイズ帯にMarshall MS-2やEVH 5150 III Micro Stack、Orange Micro Crushなんかがありますが、完全に別物ですね。

 

KATANA-MINIが出る前、ミニアンプ界ではBlackstar Fly3が猛威を振るってましたので、ちょっと比べたい気はあります(笑

 

また「技ブラウンサウンド」を謳ってる以上、比較記事も随時載せていきたいと思います( ̄ー ̄)ニヤリ

 

Roland 100V用ACアダプター PSB-100

Roland 100V用ACアダプター PSB-100

 

 

 

20180224 Mad Professor Sweet Honey Over Drive Hand Wired

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遂に。。。遂に、念願のヤツを手に入れました!ψ(`∇´)ψ

Mad Professorの代表選手にして超人気のブティック系エフェクター、Sweet Honey Over Drive Hand Wired(以下SHOD)です!!

2〜3年前にJOYOのコピーであるSweet Baby Overdrive(以下SB)に魅了されて以来、喉から手が出るほど欲しかったペダルでございます。゚(゚´ω`゚)゚。

お値段は(2016年当時の)SBの約13倍位でしょうか(笑

(今はかなり値上りしてるみたいですw)

小型アンプヘッドくらいは余裕で買えます(笑

大凡の説明は過去のSBやBogner Wessexの記事で書きましたので、ほぼ比較記事になります。

 

大まかに説明すると、まずこのSHODはアメリカのヴィンテージアンプ、SuproのThunderbolt(1960年代中期辺りに生産)辺りをエミュレートしたペダル、BJF Design Honey Bee Overdrive(以下HBOD)に端を発します。

HBOD自体もそのピッキングした時の音の速さ、音の明瞭さによる立体感、そんなに歪んでもないのに伸びに伸びるサスティン、ニュアンスの出しやすさが好評で、たちまち人気機種となります。

昨今では完全受注生産なようで、販売はされてますがSHODより高いです。

(最近はOne Controlから同名の廉価版が出てます。お値段なんとPCB版SHODと同じくらい!)

しかしながら、現代の音楽シーンに於いてHBODはトーンにブーミーでイナたい雰囲気が出ており(まあSuproの60年代のアンプのエミュだしねw)、総合的にあらゆる分野で使えるようチューニングを施したのがSHODです。

HBODだとファジーな歪でブーミーな低音ですが、SBODは滑らかな歪でミドルがジューシーになって抜けが良くなり、低音がタイトになり、HBODのトーンはそのままに、使いづらい癖を取っ払い非常に使い易くなってます。

特にミドルに関しては、美味しい帯域に上手く集中しており、OrangeのBax Bangeetarに通ずるところも感じられましたヽ(^o^)

 

コントロールはVolume、Focus、Driveの3つのつまみ。

Driveは十八番のクランチから、Van Halenの初期ブラウンサウンド位までの歪をカバー出来幅広いです。

FocusはTS系やBOSS SD-1のToneに似てますが、EQはそこまで変わらず、代わりに歪のキャラクターに関わるようで、ブーミーな音からタイトな音に調整する感じですかね?

Friedman BE-ODのTightつまみの低音調整を、可変幅の狭いトーン調整にしたような印象です。

 

全体的にはミドルに寄ってますが、TSとかみたいにこんもりな感じではなく、さっき書いたOrange Baxのように美味しい帯域に集中してジューシーな感じです(笑

またサスティンもかなり長く、パワーコードだろうがフルコードだろうがソロパートだろうがなんでもこなせます٩( 'ω' )و

「Dumble Overdrive Special」のエミュレーテッドペダルと一時期謳われましたが、巷で言われる

「歪んでるか歪んでないかの境目のクリーン」

「どこまでも伸びるサスティン」

「音の出が高速」

といった特長は確かに掴んでますね(ダンブルなぞ弾いたことないしそもそも実物すら見たことないけどw)

 

では恒例の、比べた感想を書いていきますね(爆

 

まずはやはりこれ!(笑

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まず見た目からしてSHODの方が重厚ですね(笑

SBがちゃちく見える(爆

 

音に関しては、確かに似てる事は似てますが、やはり明確に違いが浮き彫りになりました。

音の速さは兎も角、音圧、音の分離感、歪の可変幅、ミドルの凝縮感、サスティンの長さ、抜けの良さ全てに於いてSHODが圧倒してました。

「トーンが似てるだけの別物」と言っても過言ではないですね。

SBODを試奏して気に入って買った後、後日SHODを弾いたら多分値段の差に圧倒されなければ、SHODが忘れられなくなるでしょう(笑

特にサスティンは顕著で、SBODの方が音が濁ってサスティンが短いのに対し、SHODは突き抜けるような抜けの良さを維持してロングサスティンを得られます。

綺麗に音を伸ばせる、という点では完全にSHODにアドバンテージがありますね。

まあSBODはSHODの13分の1の値段で、1万円台のオーバードライブペダルと対等に戦えるクオリティはありますので、コスパで見れば最高ですが。

 

お次はブティック同士、SHOD vs Wessex

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まず両方12時に設定すると、歪はSHODの方が強いです。

あと高域もSHODの方があり、逆にWessexは低音が出過ぎてブーミーになってます。

そこでWessexをSHODのトーンに近づけるとこうなりました。

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ゲインと高域を追加し、低音を絞ってタイトにした感じです。

余談ですがWessexのTrebleをMaxにすれば、SHODより高域が増します。

で、この設定で比べた感じですが、SHODは抜けが良く、Wessexは角が取れ、音が太く、よりアンプライク(Bogner系)といった印象を受けました。

サスティンも同じくらい、音の速さはSHODに軍配が上がりますが、さほど変わりないです。

完全に好みですね(笑

ただ、SHODはつまみが少なく、かつどんな設定にしても良い音が出せるので設定は楽に出来ますが、Wessexはゲインや2EQに癖があり、追い込まないとロクに良い音が出ません(笑

音作りがかなり難しいので、値段も相まって万人には勧められないペダルですね(笑

個人的には甲乙つけ難いです。。。以前Orange Baxの記事で書いた、Orange Bax vs Diezel VH4-2にも似た感覚ですね(笑

 

また、これを買ってしまったが為に、今度はSupro DriveかJHS Superbolt V2とも比べたくなるというジレンマもありますね(爆

 

20180222 VOX Pathfinder 10 Part.2

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大昔(俺の中では7〜8年前)にネットで賞賛の嵐だった頃、当時機材にあまり詳しくない&好奇心旺盛だった時分に買い、一緒に持ってたMarshall MGシリーズと比べあまりにドライブchがクソだったので知人にタダで譲ったパス10です(笑

しかしながら現在、こうして舞い戻っております(爆

どうしてこうなった。。。?

 

何気なくYoutubeでいろんな機材やNAMM 2018の紹介を見てたんですよ。

で、今気になってる機材の一つであるBOSSのkatana Miniの動画を漁ってたら、この動画が出てきました。

Vox Pathfinder 10 Combo Amplifier Demo Review - YouTube

この動画はかなり衝撃で、パス10に対する常識(クリーンはウォーム、歪はバリザラクソドライブwww)を覆されました。。。

兎に角ドライブサウンドがカッコよくドライブしてる!

多分商業的にマイクなりなんなりカスタマイズして音声を出力してるんだろうけど、試したくなり、、、買いました(爆

 

で、まず先に結果を述べると、昔の記憶だとゴミだったドライブサウンドが、物凄く使いやすい音に変貌してました!Σ(゚д゚lll)

クリーンとドライブ共々輪郭がはっきりし、どっちのchも申し分ない仕様になってます。

ぶっちゃけJC-40のディストーションよりこっちの方が好きですねヽ(^o^)

 

まず昔の記憶だと、ドライブchにしてゲインを上げると、耳をつんざくようなザラッザラのバリバリで、ニュアンスを出しづらく、安っぽいファズの音でした。

「The Beatlesの曲、Revolutionのイントロ」

と形容されることもありますが、俺もそう思いました(笑

本当に使えない音だったという記憶があります。

 

で、この新しく買った方は、なんつーか歪がきめ細かくなり滑らかになった感じがあります。

厳密にチューブアンプと比べるとエッジが尖ったような感じはありますが、概ね昔持ってたDSL-1cに近い感じの歪でした。

ゲイン上げてRevolutionのイントロは出来なくなりました(爆

 

Trebleは、3時以降だと流石に耳に痛い音になりますが、2時かそれ以下だと明るい音から、低音を強調してふくよかな音までサポートします。

以前のは常に0にしてたんですが、ここに来てEQが弄れる楽しさを教えてくれました(笑

 

Bassはもっと凄いです。重低音が出ます(爆

以前のはどこまで上げようがさほど変わりない感じでほぼ意味をなしてませんでしたが、こちらは上げれば6.5インチとは思えない、スタックアンプのような重低音、箱鳴り感が得られます。

低音だけで述べれば、昔持ってたWampler Triple Wreckと出方が似てますね。

良くも悪くもクセのある重低音の塊が飛び出してくるみたいな。

Triple WreckはTrebleが安っぽい感じの帯域で、Bassとうまく絡み合ってない印象でしたが、(新)パス10は歪のきめ細かさが相まって低音を上手くサポートしてます。

結果として3EQあるTriple Wreckより音作りがしやすいです。

(つか価格差10倍あるのにパス10の方が好きな音って。。。

 

 

後は前verより歪がやや弱くなった感じがあります。

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これは某掲示板で話題になった、Brian Mayのサウンドをパス10で構築するための設定です。以前のはこのゲインでもかなり歪んでサスティンも長かったのですが、現行verでこれやるとかなり歪が弱く、鼻詰まり感は出てるのですがクランチ程度に留まってます。

しかしながら前verでは出来た、

「ODオンにしてゲイン0にすると出る太いクリーン」

は逆に現行verでは歪が加わり使えなくなってます。

多分根本的にプリアンプが見直されてるんでしょう。

クリーンも以前はファット&ウォーム(笑)なクリーンでしたが、現行は全体的にややタイトになってコンプレッションじみた感じがあり、スピーカーがノスタルジックな雰囲気を醸し出してますが、やはり輪郭がはっきりしてます。

 

早速比べてみました(笑

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パス10はザクザクとエッジが立っており、どちらかというとMarshall、Backstageはエッジが丸く削られ、ミドルに集中してややメサの音に近いかなって印象でした。

昔だとどうあがいてもパス10はドライブはおろか、クリーンでもBackstageに敵いませんでしたが、現行だとどっちも甲乙付け難く、両方気に入ってます^_^

ドライでワイルドなドライブはパス10、重厚でチューブらしくウォームはドライブはBackstageですかね。

となると、次はKatana Miniと比べたくなる。。。

 

*20180223追記

ようつべのリンクがおかしい事(笑)になってたので修正しました。

 

VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10

VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10