Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20140402 Digitech Brian May Red Special

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デジテックがかつて超限定で発売してた、クイーンのギタリストであるブライアン・メイ氏のシグネチャーマルチエフェクターペダルです!L(’ω’)┘三└(’ω’)」

メイ氏のギターサウンドはご存知の方もいらっしゃいますが非常に多彩で、カントリーチックなアコースティックなサウンドから、ピッチシフターを取り入れたメロディアスなヴァイオリントーン、そしてミドルが分厚くゲインブーストされたVOXのハイゲインサウンドまで聴く者を魔術のように虜にさせてしまう魅力があります!!
特に「ボヘミアン・ラプソディ」のギターサウンドだけに着目して聴いてください!!その物凄く多彩なトーンが一聴して分かるかと思われます!‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂—̳͟͞͞o

話が逸れましたが(笑)、今回のこのペダルは、クイーンの楽曲で使われてるギターのトーンとエフェクトがプリセットされてて、書いてある曲を選ぶと曲の中で使われてる2種類のトーンを即座に使う事が出来ます。
2種類のトーンはこのワウみたいなEXPペダル(以下EXP)の爪先と踵の辺りにあるスイッチで切り替える事が出来、エフェクトの調整もワウみたいな感覚で行えます(^^)

コントロールは、外側と内側で回せるつまみがあり、それぞれVolとGain、TrebleとBass、後述のControlとGuitarが纏まってます。後は単独のModelつまみです。

まずGuitarは、搭載されてるPUに合わせるようにトーン調整を行います。
シングルなら左端、真ん中がRed Special用Tri-Sonic、右端がハムですね。
目安としてP-90やモズライト、リッケンのやつは12〜2時、EMGなんかは右端で良いでしょう(適当

Modelはクイーンの楽曲で使われてるギタートーン(エフェクト付き)を選択します。

1は"Keep Yourself Alive"で爪先側でイントロのフランジャー付きギター、 踵側でソロのフランジャー付きギターサウンドとなり、EXPでフランジャーのエフェクト量調整、Controlでミドルレンジの調整を行います。
これはかなりフランジャーの効きが良く、ジェットサウンドのようで効果的ですね^^
でもあくまでこの楽曲専用という感じです(Van HalenのEruptionを強引に出来るかもw)

2は"Bohemian Rhapsody"で爪先で最初の方のAC30ソロ、踵でAC30かDeacyのサウンドとなってて、EXPでAC30とDeacyの変更、Controlでミドル調整です。
まずゲインは高めが良いです。後はミドルは大目にするとAC30もディーキーも映えます。
僕は爪先のAC30が、ゲインとハイミッドが強調されてて抜けが良く好みでした。
またディーキーはVOX VBM-1と比べて遜色ない、特有の鼻づまり感のあるサウンドで再現度が高いです!

3は"Tie Your Mother Down"でアンプはVOX AC30です。爪先でイントロ、踵でソロのトーンの調整、Controlでミドル調整です。
AC30をフルテンにしたようなミッドが強い歪です。後述の4番のトーンとあんまし遜色が無いのが残念。EXPも特に操作が割り当てられてないし、味気ない感じがありますw

4は爪先で"We Will Rock You"のハードなサウンド、踵で"We Are The Champions."の壮大なトーンを奏でます。
EXPでフェイザーのエフェクトレベル、Controlで揺れ速度の調整です。
まずWe Will〜はフェイザーオフですね(笑
後はゲインは3時位まで上げて、2EQは1時にすると抜けが良くなり、かつハイゲインミッドブーストサウンドになってリフやソロに最適になります!AC30ぽい温かみのある歪で良いです!
逆にWe Are〜は要所要所でフェイザーを切り替えます。あとはゲインは12時で良いかな。EQはWe Will〜と一緒で。

5は"Crazy Little Things Called Love"で、爪先でアコギ、踵でテレキャスの音が出ます。Controlでリバーブの調整を行います。
これはアコギパートもテレキャス×AC30も非常に良いんですが、強くピッキングするとデジタル的な「ヂリッ」っていうノイズが入るので、アルペジオかソロ用ですね。
アコギパートはそこらのアコシミュよりハイファイで良いので非常に残念(;_;)

6は"Brighton Rock"のライブでのギターソロのトーンのシミュで、爪先のモードはディレイモードでEXPでフィードバック調整、Controlでディレイタイム調整です。踵はハーモナイザーモードでEXPでハーモナイズされてる音をMinorからMajorへ変更、Controlでピッチブレンドの調整です。
これは素晴らしい!ディレイモードは2回同音量でリピートするので、和音通りに引けばギターオーケストレーションが容易に出来ます^^
またピッチシフターも綺麗に追従し、ソロ弾いてるだけでヴァイオリンを三重奏で弾いてるような錯覚を覚えます(^_^*)
ピッチシフターのマイナーコードとメジャーコードをシームレスに切り替えられるので、明るいパートや暗いパートをすぐに演奏出来るのも良いです!
個人的には1番気に入ってるプリセットです!

7はディーキーアンプの再現と"Winter's Tale"のソロパートとなっており、ControlでDeacyはミドル調整、Winter's〜はディレイとリバーブのエフェクト量の調整になってます。
2のボヘミアンのプリセットより高域が丸くなったディーキーで、癖がある程度解消された感が有ります。僕は癖が強い方が好みですw
またWinter's〜は3のプリセットより歪が弱い感じで、多分クランチ設定でエフェクトを掛けて演奏するものなのだろうと推測してますw

あとトレードマークのコインも入ってましたw

手軽にクイーンサウンドが楽しめるし中々楽しい機材で手元に当然残しております(^^)