Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20170522 Rockmanのトーン その1

もう過去の記事でかなり言及したので、こんな所でこねくり回しても仕方ないんですが(笑)、まあそこそこ続けてきたのでだらだらと書いてます。

今回は俺が愛してやまないロックマンの歪について、各々の機材の音を比較していきます。

まず大別すると、イヤホンorオーディオインターフェース(ミキサー)に繋ぐ為のものと、(パワー)アンプに繋いで音を出すものと別れます。

前者は勿論ヘッドホンアンプ類で、キャビシミュでわざと丸まった音に加工し、ギターよりも扱う周波数が遥かに広い機材でギターアンプらしい音を出すために作られてます。
なのでギターアンプ+ギター用スピーカー搭載キャビに繋ぐと、少し篭ったような印象を受けます。
丁度Tech21 Flyrig5のSansamp部をオンにしたPlexi部のトーンみたいな感じです。

ヘッドホンアンプで比較すると、X100、Guitar Ace、Metal Aceは有るのですが、Ultra LightとSoloistは持ち合わせてないので前者3つでの比較となります。
後者2つはX100より機能を削除した廉価版として発売されてましたが、ディストーションのトーンも違うようです。

まず歪の強さで言うと、X100>Metal Ace>Guitar Aceになるのですが、基本どれもそんなに変わりません。
はっきり言ってどれもローゲインです。
コンプレッサーやEQでハイゲインに聴こえる感じです。
Guitar Aceに関しては他と比べて過剰にコンプレッションが効いており、ピッキングした時一瞬音量が下がり、すぐに上がって長いサスティンを得ます。
X100も強目なのですが、どちらかと言うとコンプのアタックの部分のレベルが高く、ピッキングした時のゴンゴン感が出る感じです。これがRockmanらしいと言われるトーンの所以の一つです。

次にEQですが、X100基準で考察するとGuitar or Metal Aceはマーシャル寄りなハイミッドが強めなトーンとなってます。
Metalの方が顕著で、ヘッドホンアンプでマーシャルライクな音が欲しければ良いですが、Rockmanの音を期待するとガッカリするかもしれません(笑
よくGuitar or MetalがX100などに比べて音がペラペラと言われるのも、ミドルが弱くなってハイミッドが強くなったのが原因かも知れません。
逆に言えばそれだけX100(や他のSR&D製ヘッドホンアンプ)が特徴的な音だということですねd('∀'*)