Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20170523 Rockmanのトーン その2

続いてはそれぞれのラックエフェクターの歪について書いていきます。
Rockmanのラックの歪エフェクターはSustainor、Distortion Generator、XPRの3機種になります。
XPRaというのもありますが、レアでなかなか出回らない上高額なので手が出せません(笑

まず歪の強さで比べると、

Distortion Generator(SustainとDistortion HarmonixはMAX、Lead Leveler Boostオン)
XPR(Sustainオン、Distortionセクション)
Sustainor(Input GainとSustainはMAX、Distセクション、Gain Boostオン)

の順ですかね。

DGは歪専用といった感じで可変幅が非常に広く、最も歪む設定に出来ます。
特にDistortion Harmonixによるゲインのキャラクターが様々で、クランチからハードなディストーションまでこなせます。
但し備え付けのEQはほんのり効く程度で、XPRに比べると歪量にはあまり関与しなあです。

XPRはX100基準で設定幅が狭い代わりに、他の機材と違ってEQを細かくいじれるのでハイゲインに聴こえるようなトーンを作れます。

Sustainorは一番古い機材だけあり、他と比べてかなり歪が弱いです。
その代わり歪が最も滑らかで独特の分離感があり、モジュレーションや空間系を乗せた時最も立体的に感じました。

次にトーンですが、Sus→DG→XPRの順に段々高域が強くなってきます。
より現代的なトーンに寄せてきた感じでしょうか。
Sustainorが80年代初頭くらいの歪量に対し、XPRは90年代メタルまで行けます。
Distortion Generatorは一番ミドルの抜けが良く、80年代末期の歪という感じです。

最後に汎用性ですが、Sus>XPR>DGと僕は思ってます。
まずDGは歪専用なのでSusとXPRの比較になります。
Susはドライブ2つとクリーン2つのトーンをフットスイッチで切り替えられ、それぞれゲインブーストや音圧アップ、ノッチング、(トーンを変えないで全体的な)トレブル調整が出来るので、他の機材に組み込みやすく、外部エフェクターの乗りが良いです。
XPRは俺的にクリーン2つと赤ゲージのドライブ2つ以外はあまり使えない印象です。
またX100の延長という感じのトーンなので、EQで細かく調整出来ますがやはりノッチングによる独特なフィルターを備付けてるSusに分があります。