Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20170612 Bogner Burnley Distortion

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久しぶりにブログの記事を更新します。
もう持ってる機材はレビューし尽くして、最近新しくこれを買ったのでレビューとなります(^^;;

以前から欲しい欲しいと喚いてましたが(笑)、とうとう物欲に負けたのと、新品特価で通常より1万円以上安かったので食指が動きました(爆

Bognerのディストーションペダル、Burnleyです。
Bognerは以前からアンプライク系のディストーションペダルを販売してましたが、こちらも例に漏れずアンプライク系のペダルとなってます。
ただ、XTCシリーズやUbershall、La Grangeとはまた別の路線のペダルとなってまして、以下に違いを書いていきます。

まず、このBurnleyもシリーズものとなってまして、他にオーバードライブのWessex、ブースターのHarlow、コンプレッサーのLyndhurst、ファズのOxfordがあります。
これらに共通する点として、Rupert Neve氏が設計したカスタムトランスが内蔵されており、それが最終的な音の傾向を決めてるそうです。
Rupert Neve氏はオーディオ機器のエンジニアで、アナログ系のハイエンドレコーディング機材などが有名だそうです(何度も賞を取ってるからか、どの機材も高いですw)
で、このNeve氏のトランスが入ってるエフェクター群で一貫して言えるのは、音が太く、分離がよく、奥行き感があるという点らしいです。

話は戻りますが、BurnleyのコントロールはGain、Level、Toneと他種に比べて至ってシンプルとなってます。
(弄る必要が無いという事かな?(^^)
一応音の傾向を変えられるトグルスイッチも付いてるので後で書きます。

トーンはというと、まんまEcstasyアンプです\(^^)/
独特のミドルやコンプ感、弦を弾いた時の振動などがXTC Redと似通ってて、更に音が太くなって奥行き感が増した感じです。

EQが無い代わりにベストなイコライジングがされてるという感じで、個人的にはこれで満足ですが、巷では高域が弱いという感想も散見されます。

Toneノブは全体的な音の出方を変える感じで、奥に引っ込ませたり、全面に出す感じです。
現場調整用のトレブルブースターみたいなものですかね。

GainもMAXにしてもそこまでハイゲインという感じではなく、破綻しない程度にまとまってる感じです。
12時より左はクランチ~オーバードライブという感じで可変幅が広く、右はディストーションでゲインの微調整をしていく感じになってます。
なので12時以降はどんなに回してもさほど歪量は変わらないので、完全に好みで調整出来ます。

トグルスイッチはFとTの2つのパターンがあります。
Fは低音がブーミーになって音圧が上がり、ミドルがブーストされます。
Tは低音がタイトになって全体的にスッキリとしたトーンになります。
僕は完全にTの方が扱いやすく好きですね(^^)
Fはゲイン下げてヴィンテージアンプのクランチとか作るのに良さそうです。

XTC Redと比べると、音の傾向はまんま同じで、Redの方がよりハイゲインで高域のレンジが広いです。
Burnleyの方がより自然なコンプ感で奥行き感があり、アンプらしさで言えばBurnleyに分があると思います。僕もどちらかと言うとBurnleyの方が好きかも?(笑
どちらも極めてアンプライクなのですが、Burnley弾いた後だとRedがこじんまりとしてエフェクターらしさが出てきてるような印象を受けてしまいます。
音の密度、分離感がBurnleyの方が上です。

Friedman BE-ODと比べると、ゲイン量、全体的なレンジは完全にBE-ODの圧勝で、Burnleyの方が音が分厚く、Bogner特有の弦を弾いた感が出てる印象です。
個人的にはBognerのトーンを継承してるBurnleyの方が好きですが、人に勧めるなら間違いなくBE-ODとなるでしょう(爆

MXR Carbon Copyと組み合わせると、正直この2つだけで他にエフェクターは要らないという感じです(笑
ゲインが低いと感じる人もいるかもしれませんが、Burnley自体ぶっちゃけハイゲインアンプ直位の歪は得られるし、実際音抜けは良いのでブースターやEQは不要です。
なのでCarbon Copyで味付けすれば充分という感じで、MarshallだろうがJCだろうがどこのスタジオでも安定した極上なトーンが得られます\(^^)/

アンプライク系のペダルとしてはBE-OD同様極まった感じなので、値段はかなり高いですがオススメです!