Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20180308 Suhr Riot Reloaded

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今月やたら買いまくってお金の無駄遣いですね(๑>◡<๑)

でも今回も後悔してませんRiot!

Yes, Sir!John Suhr!(`・ω・´)ゝ(`・ω・´)ゝ(`・ω・´)ゝ

 

。。。はい、今回はSuhr Riot Reloadedの感想を書きます(笑

Suhrと言えばギターが有名ですが、エフェクターやアンプもトップクラスに高品質なものを送り出してるメーカーでもあります。

鬼才John Suhr氏はFender社でギターのノウハウを培ってマスタービルダーになったり、Custom Audio Electronicsでもアンプを手掛けたりとその才能には脱帽です。

(エレクトロニクスやギターに強い点はレオ・フェンダーと通ずる所がありますね(*´ェ`*)

で、このRiot Reloadedの前身であるRiot (こちらも販売中) を制作して販売したところ、空前の大ヒットを飛ばし、一躍「時のエフェクター」となりましたね(笑

 

俺自身は、発売されて間も無い当時みんな良い、良いと連呼してて正直敬遠してました。

その後、JOYO Us Dreamの存在を知り、

「三千円台でRiotの音が試せるんならいいや(☝΄◞ิ۝◟ิ‵)☝」

という好奇心でUs Dreamを買い、Peavey banditだろうがMarshall JCM900だろうが、アンプ直とそう変わらないようなディストーション、というより寧ろ音が曇る?感じでアンプ直の歪の方が好みだったので友達にあげちゃい、

「どうせRiotもこんなんだろ┐(´-`)┌」

と半ば興味を失ってました。

しかしある日Youtubeで機材巡りの旅(笑)をしていた所、当然Riotが検索にヒットしたので試しに動画を閲覧した所、超自分好みの音だったので購買意欲が一気に高まりました(笑

しかしながら、以前Youtubeで気に入り、実際に買って後悔したエフェクターもあり(Triple Wreckテメーだよコラw)、Riot (Reloaded含む) のデモにもいささか懐疑心はありました。

その後BE-ODやVH4-2、SHOD HWなどのペダルを経て、そろそろコレもコレクションに加える決意(笑)をし、遠回りしましたが買いましたd('∀'*)

Riotとどっちにするか?と少しだけ悩んだ挙句、Reloadedの方が全体的な音色を全く変えずに、素直にゲインを少しだけ上げたものという事でこちらにしました。

 

コントロールはDist、Tone、Levelの定番ツマミと、3-Wayトグルスイッチです。

3-Wayトグルスイッチは左がゲルマニウム、中央がシリコン、右がLEDと増幅素子を選択しトーンや歪み方を選びます。

FX LinkはRiotの電源投入時、OFFならオフ、ONならオン、FLならスイッチャーで設定したパターンに依存するらしいです。

ここまで説明を端折ったのはあまりにも語られてる為です(笑

以下個人的な感想を書いていきます。

 

まずDistに関しては、12時では俺としてはそんなにハードなドライブでは無いという印象です。

寧ろサスティンも短く、クランチよ寄りな音ですね。

3時まで上げて漸く「おおっ!」と頷けるハイゲインが顔を出してきます。

ゲイン幅が広いと巷で言われてますが、12時でこれなので正直微妙ですね┐(´-`)┌

まあでも、Bogner Redのブーストオフ位には歪みます。

良い意味でも悪い意味でも極めてアンプライクという感じです。

 

Toneは、絶妙にイコライジング、チューンされた本来のRiotのトーンを変化させるものではなく、完成したトーンが奥に引っ込むか前に出るかの調整です。

昨今のアンプライクペダルは概ねこの形が採用されており、俺的にはベストですねd('∀'*)

引っ込ませて奥行き感やウォームな感じを出したり、前に出してエッジを立たせて刺激的にしたりとイイ感じに効きます。

 

Levelは、俺的には上げ目にした方が好きな音でしたね。

気持ち歪量が増加して音が太くなった印象です。

(Distがプリ管、Levelがパワー管の役割?まさかね笑)

 

トグルスイッチは、左のゲルマニウムはコンプレッションが弱くナチュラル、真ん中のシリコンは適度なコンプレッションで音圧が高くミドルが強め、右のLEDは他の2モードより歪の粒が細かくなってハイゲインに感じる代わりに音量が目立つほど下がります。

リフ、バッキングは右、ソロは真ん中、ニュアンス系?は左って感じですかね(適当

俺的には真ん中がバランス良くて好きですが、気分で変えて楽しめます(*´ェ`*)

 

全体的なトーンとしては、Bogner RedやOrange Baxのような、ミドルが凝縮して絶妙にイコライジングされた、シルキーでジューシーなトーンに感じられました。

完全に俺好みの傾向です(爆

あと巷で言われる、高域と低域をバッサリカットしてミドルに集中したトーンというのも的を得てると思います。

確かに低音が無いので篭ったり、ブーミーになったりする事は無く、重低音系エフェクターみたく箱鳴りのようなトーンを作ることは不可能となってます。

また高音も同様で、ザクザクとスラッシーなリフを刻んだりする事も出来ないです。

ミドル~ハイミッド辺りが非常に美味しいエフェクターであり、同時にチューブアンプのようなニュアンス、コンプレッションとなってます。

 

JOYOのUs DreamとはやはりSHOD vs SBOD同様似てないですね。

SBODの時は辛うじてトーンは似てるな、って印象でしたが、こちらはミドルの出方が全く違うので完全に別物です。

(Riot持っててUs Dream持ってない方、ご安心をw)

ここまで来ると、一時期JOYOが流行ったのもステマ?とさえ思ってしまいますҨ(´-ω-`)

 

さて、恒例の比較ですY(><。)Y

因みにRiot Reloadedのトグルスイッチは全て真ん中で比較しました。

 

1. Burnley vs BE-OD vs Riot Reloaded

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この3機種はYoutubeなんかでよく比較動画が頻繁に上げられてるので今更感がありますね笑

まずゲイン、トーンの可変幅、帯域幅は

BE-OD > Riot Reloaded > Burnley

です。

で、トーンの傾向としては、BE-ODはハイミッド中心に、重低音から超高音まで担えるMarshall寄りなブラウンサウンド、Riot ReloadedはBognerの様にミドルに集中してチューニングを施したブラウンサウンド、Burnleyは更に高域をかなり削り、低域を増したアンプライクなBogner独自の音という感じです。

Burnleyの、ToneノブをMAXにして漸くRiotのTone12時といったところでしょうか。

なのでRiotとBurnleyが似てるか?と言われると似てないです笑

いずれもJC-120 (うちでは40) をチューブアンプのサウンドに変えるだけの力はありますd('∀'*)

 

Ecstasy Red vs VH4-2 vs Riot Reloaded

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まず上記同様、JC-120をチューブアンプ化する事は容易いです(笑

で、歪の強さ云々以前に、VH4-2だけトーンが浮いてるので、比較失敗した感じです(爆

VH4-2は割とミドルはMAXにしてもフラットで、どちらかと言うとザクザクしない程度の高域と重低音が持ち上がったドンシャリ傾向の音なので、Riot Reloadedとは全然違います。

対するEcstasy Redは。。。驚いたのですがまんま一緒ですლ('꒪д꒪')ლ

コンプレッション、全体的なトーンのイコライジング、歪み方、サスティンの減衰の仕方全て似過ぎwww

ほんの気持ちBurnleyの方がローミッドがあってウォーム、Ecstasy Redは低音がタイトな位ですね。

音作りの幅、全体的なトーンのレンジはBognerの方が広い、というかRiot (Reloaded)目指したサウンドに固定されてるという感じなので、音作りを取るか、即席で音が作れて現場で最終調整をToneだけで行うかで選ぶといいと思います。

SuhrとBognerのブラウンサウンドに対する解釈の仕方が伺える一面でした。

 

Bax Bangeetar vs Riot Reloaded

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続いてはこの2機種。

これに関しては、Riot ReloadedのトーンにBaxを合わせるという形で比較しました。

因みにBE-OD同様トーンの可変幅、帯域幅、歪量は (当たり前ですが) Baxが上です┐(´-`)┌

でBaxをRiot Reloadedに合わせて試奏した感じ、確かにBaxでも似たような音は作れますが、歪の粒がかなり細かく、エッジが残ってる印象でした。

Riot Reloadedの方が荒々しく、歪にやや丸みを帯びてるのでウォームです。

またミドルの出方も異なり、BaxでRiot Reloadedに合わせようとすると鼻詰まりか、ローミッドが強くなってブーミーになりがちになるので、ここでもRiot (Reloaded) のミドルの絶妙なイコライジングが光ります\(^^)/

 

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最後はやはりコレ(笑

数々のブティックペダルと対等してきたこの小型アンプは、果たしてRiot Reloadedと比べてどうなのか?を比べました(笑

結果、ペダルの比較で似てたEcstasy Redとは違い、こちらではかなり異なる音でした。

なんつーか、音の粒が超高解像なのは同じなのですが、技ブラウンよりハイミッドが持ち上がって明るい印象を受けました。

 

また、Riot系は特にそうなのですが、極まったアンプライクペダルはやはり大き目のスピーカーで大音量で鳴らした方が真価を発揮しますね。

Riot Reloaded、個人的にはかなりお気に入りのペダルになりました(♥ω♥*)