Guitar Stuff Blog

今まで使ったギターアンプやエフェクターを紹介したいと思います。

20180615 Hughes&Kettner Tubeman2 Pt.3 (JS-10)

連日Tubeman2をレビューしてるのは、チューブプリアンプというのが初めてで物珍しさにテンションが上がってる為です(爆

今回は(取り敢えず)最終章、モデリングアンプに入ってるシミュと比べ、果たしてどこまで再現されてるかを検証しました٩(ˊᗜˋ*)و

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唯一持ってるアンシミュ入りオーディオプレーヤー、JS-10との比較です(笑

 

比較の仕方は以下の手順を行いました。

A. Tubeman2をJS-10のインプットに入れ、JS-10側でJC-40のクリーンに近づけたトーンにイコライジングして鳴らす。

B. JS-10の「Triamp」のアンプタイプを選択し、全てデフォルト設定で鳴らす。

C. BからTubeman2にトーンを近づけるようにイコライジングをし鳴らす。

D. Tubeman2をJC-40のリターンに挿して鳴らす。

E. JS-10(イコライジング済)のヘッドホンアウトから、変換ケーブルでJC-40のリターンに繋いで鳴らす。

 

まずAとBの比較ですが、マーシャルの荒々しさを残しつつ、滑らかさを足して上品にしたような歪の質感は何となく似てます。

またモデリングにしては、ピッキングニュアンスやギターのVolに対する歪の減衰の仕方もそこそこ再現されてます(どちらもチューブほど顕著に自然に反応はしませんw

しかしながらやはりモデリングというか、チューブと違って音が前に出ないのがものすごく気になりました。

またなんつーか、BOSS独特のフィルターなのか、変に低域と高域が削ぎ落とされて不自然な感じがあり、全体的にエフェクター臭い、音が籠るという印象を受けました。

 

次にAとCの比較ですが、Cではミドルの出方を調整し、変に削ぎ落とされたような高域を補うようにイコライジングしました。

結果、Bよりは音が前に出るようにはなりましたが、やはりチューブのような詰まったような音は出ず、やはり全体的に奥まったサウンドになります。

またチューブほど音の解像度も良くなく、Tubeman2を改めて聴くと1音1音が明瞭に聴こえ、立体感が抜群に出てます(^^)

これはBOSS特有のフィルターやキャビシミュなんかも有るんですが、おそらくデジタルのマルチエフェクターやモデリングアンプ全体に言えることだと思います。

それでもJS-10本体で鳴らす分にはそこまで大々的に違いは無く、モデリングでも充分ヒューケトの質感は(イコライジングを上手く出来れば)得られます\(^^)/

 

DとEの比較では、AとCよりかなり顕著に音の分厚さ、解像度が変わってきます。

はっきり書くと、JS-10のデフォルトのスピーカーと、ヘッドホンアウトからのリターン接続では全く音質は変わらず、寧ろ音の解像度は上がったように聴こえます。

にも関わらずTubeman2に大差をつけられてるので、小さいスピーカーで効いてた誤魔化しが効かなくなった感じでしょうか。

またイコライジングも大幅に変更が加える必要があり(具体的にはミドルをモリモリ追加w)、これでペラペラで押し出しの弱かったトーンの補正、チューブに近付くような音にしました。

メサと比べた時は、JC-40に繋いだ時ザラザラな印象のTubeman2でしたが、聴覚が麻痺したのか、JS-10に繋いだ後JC-40に繋いだら、生々しいチューブ独特のトーンや分厚い分離感の抜群なミドルの成分が感じられ、耳を疑いつつ、スピーカーの相性もあるのかな、と実感させられました。

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